第6回 桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校統合委員会 要点記録

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更新日:2023年8月3日

開催日時平成19年1月22日(月曜日) 午後6時30分~午後8時
開催場所仲町小学校 仲町ホール
出席者委員石原信雄、若林福蔵、川嶋福壽、高橋登志子、上島昌之、布施美佐枝、伊知地晃子、久保幸則、細川貴美代、依光恒治、長田健介、伊谷冨美子、飯塚光子、矢澤敏男、石川紀代子、井出良子、石出好範、棚田政治、水野丈夫、江平秀子、奥原冬樹、相澤明郎
(敬称略、順不同)
その他教育長、教育委員会事務局次長
事務局教育改革担当
傍聴者0人
会議次第【開会】
1 中野区教育委員会の人事異動について

【議事】
1 統合新校の校名について
2 統合新校の目指す学校像について
3 その他

1 開会

(1)中野区教育委員会の人事異動について
 ・教育委員会幹部の人事異動について事務局報告
 ・教育長、教育委員会事務局次長の就任あいさつ


2 議事

◆議事(1)統合新校の校名について

 「各委員から出された校名候補」について事務局より説明。

(概要)
 前回の統合委員会において、6つの校名候補への絞込みを行った。この絞り込んだ校名候補について、協議をお願いする。
<絞り込んだ6つの校名候補の選択理由など>
1 けやき
 ・シンボル的なものを使うことで、わかりやすいし、覚えやすい。
 ・すっきりしたものがよい。
2 中央(ちゅうおう)
 ・発音しやすく、地域の伝統などを盛り込んだものが良い。
 ・すっきりしたものがよい。
 ・将来を見据え、統合新校が区の中心にあることから。
3 桃花(とうか)
 ・「よみやすい」「書きやすい」「イメージしやすい」ことを基本に、地域・歴史(江戸時代に犬小屋があったところに桃を植えたことなど)を踏まえたものが良い。
 ・子どもや地域にとって良いものになったらとの思いから。
 ・いろいろ集めてくっ付けるのではなく、皆に共通するものということに立ち戻って考え、「桃」だけを使うものが良い。
<<事務局調べ>> - 他の校名案と性質を異にするため -
 「桃」はバラ科の植物で、中国が原産であり、弥生時代には日本にあったことがわかっている。「桃」の字の「兆」については、多くの実を桃がつけることから生命力を表すと言われている。花の赤色と持っている薬効により、邪気を払ってくれるものとして、中国では仙果として扱われているとのことである。このような理由から、「西遊記」「古事記」日本昔ばなしの「桃太郎」にも使われているとのことである。また、校名としては、近隣及び全国的にも使われていないものである。
4 中野中央(なかのちゅうおう)
 ・現代的ですっきりしている。
 ・地名を残した方が良い。
 ・発音がしやすく、地域の伝統などを盛り込んだものが良い。
 ・将来を見据え、統合新校が区の中心にあることから。
5 桃園けやき(ももぞのけやき)
 ・シンボルであるけやきを名称に取り入れたい。
 ・言葉の響きがやわらかくてよい。
6 桃園中央(ももぞのちゅうおう)
 ・地名を残した方が良い。
 ・中野の中央にあるから。
 ・子どもや地域にとって良いものになったらとの思いから。
 ・発音しやすく、地域の伝統などを盛り込んだものが良い。
 ・町会の意見として地域名を残してほしいということから。

委員
 6つの候補からの選び方が問題だ。無記名で投票するとか順番に意見を聞くなどの方法も考えられるのではないか。

委員長

 今日は皆さんのご意見で、ひとつずつ絞り込んでいけるといいと考えている。順番に意見をうかがっていく。

委員

 「中野中央」「桃園中央」のどちらかがよいと思っている。「桃園中央」なら、皆さんの合意が得られるのではないかと思う。子どもたちにとっても「桃園」が付いているものがよいと思う。

委員

 桃三小は、歴史のある学校であり、その場所にふさわしい校名にしなければならない。校名は長くない方がよいと思う。美しい校名として、「桃花」がよいと思う。

委員
 「桃園中央」がよいと思う。おそらくずっと使えるものであると思う。

委員

 「中野中央」がよい。中央はどこにでもあるから、頭に「中野」を付ける。中野も中央も3校に関係するところであり、これまでの校名とは関わりのないものとしたい。

委員
 「桃花」がよいと思う。桃の花は3校に共通するものだし、子どもたちにも書きやすい校名である。

委員
 「桃園中央」がよいと思う。「桃園」の響きは捨てがたいものである。

委員

 「中央」がすっきりしてよいと思う。どこにでもあるような印象とイメージがあるかもしれないが、しっかりした学校になれば評価されると思う。

委員

 最初は、現在子どもが通っている「桃園第三」もしくは「けやき」がよいと考えていたが、皆さんのご意見を聞き、変わってきた。校名は何になってもよく、呼びやすければよいと思う。3校のよいところをとって、新しい学校に生かしていければよい。それぞれの考えや思いがあると思うので、今すぐ申し上げづらいというのが心情であるが、あえて言うなら「桃園中央」である。

委員
 多数決ということでなければ、現時点では意見を保留しておく。

委員

 「桃園けやき」が客観的によいと思っている。桃園地域は由緒ある場所であり、その名称を残したい。

委員

 「桃園中央」にしてほしい。桃園の名称は残してもらいたい。

委員
 3校が一緒になり、新しい学校になるという意味と、学校の場所を表すものとして、「中野中央」がシンプルでよいと思う。

委員

 「桃園中央」がよいと思う。歴史的地名と現在の地名をあわせたものである。

委員

 公平の観点から2つあげたい。由緒正しさから「桃花」、桃三小と桃丘小から「桃園・桃」を残し、仲町小からは所在地の「中央」をとり、「桃園中央」とする、これらのどちらかがよいと思う。

委員

 「桃園中央」か「中野中央」がよい。自分が他区に勤務していたときに、近隣に類似の校名の小学校があり、よく間違われていた。その経験から、はっきりわかるものにしたい。

委員

 3校に直接関わりのない校名を選ぶのも1つの考えだと思うし、地域にある学校の名称として考えて選ぶこともあると思う。それらの観点から消去法で選び、「桃花」か「桃園中央」が妥当なものだと考えている。

委員
 「桃花」か「桃園中央」がよいと思う。

委員

 桃園地域にある学校なので「桃」は残したいが、「桃園中央」か「中野中央」がよいと思う。

委員
 新しい校名ということもあったが、「桃」の字を使いたいという意見が多いと感じた。子どもに親しみやすくすっきりしているものとして「桃花」か「桃園中央」がよいと思う。

委員

 どこにも関係しないイメージとして、「桃花」をあげたい。多くの実を付けるということから子どもたちが大きくなっていくこととの関連を考えると「桃花」がいいと思う。

委員

 「桃」を残したいという思いから、「桃園中央」がよい。しかし、「桃花」の意味や文字数を考えるとこちらもよいと思っている。

委員長
 意見が多かったのは、「中野中央」「桃園中央」「桃花」の3つだ。「桃」が付いていないのは、「中野中央」だけであったが、「桃」を残すことについて、何かご意見はあるか。

委員
 「桃」が入らなくてもよいと思っている。逆に、入れない方がいい。

委員
 「中野中央」は「中野区立」が付くことを考えると、あまりよくないと思う。

委員
 「中野区立中野○○小学校」は現に存在する小学校もあり、「中野区立」が付くからよくないという理由にはならないと思う。

委員

 これまでの議論から、3校の校名に由来しないこととするなら、「中野中央」が筋として理解できる。しかし、桃三小の関係者から「桃園第三」が候補としてあげられたが、新たな校名とすることとして譲歩してくれた経緯を考えると、どうにかして、「桃」を残していきたいと思う。「桃」を使うことに一番抵抗感があるのは、仲町小の関係者だと思うが、仲町小も桃ルネッサンスに参加しているし、桃園地域に属している。「桃」という言葉が残ることは、地域にある学校というイメージから、心情的に受け入れることができるものと思う。「中野中央」に固執せず、「桃園中央」もしくは客観的な響きで3校に関係のない「桃花」のどちらかに意見がまとまればよいと思う。

委員
 それぞれ思い入れがありながら、少しずつ譲歩してきている。耳で聞いても目で見てもよい校名とするなら「桃花」となるし、地域の名称から選べば「桃園中央」となる。いずれにしろ、「桃」を入れたものがいいと思う。

委員

 先ほどは、発言しない方がよいと思い、あえて校名について発言をしなかったが、「桃」を残していくという皆さんの意見のやりとりが、妥当な線であると感じている。

委員長

 今のところ「桃園中央」か「桃花」の意見が多いようである。「けやき」「桃園けやき」は、意見がないようなので、校名候補としないことでよいか。また、「中野中央」「桃園中央」についても校名は長くない方がよいなどの意見があったがどうか。

委員
 「桃園中央」「中野中央」の「中央」については、町名変更を行ったときに評判がよくなかったが、誰でも納得する客観的なものとして付けたものだ。今は現在の町名を変えようという流れがある。「中央」ときくと町名のような響きである。子どもの情感を育てるにあたり、もう少し潤いのあるものがよいと思う。情感の育てられる校名のひとつとして、自分は「けやき」にこだわってきたものである。

委員

 「けやき」については、前回の議論で、桃三小のシンボル的なイメージが強いという意見が多かった。「桃園中央」「桃花」ならば皆さん全体の意見からソフトランディングできるのではないだろうか。この中から、潤いのある校名、子どもたちの情感を育てる教育を選択のモノサシにした場合、「桃花」になると思う。皆さんから、もう少し意見を出してもらわないと判断はできないが、いかがだろうか。

委員
 校名候補については、広報を行ったのか。

委員長

 保護者や地域に統合委員会ニュースでお知らせしている。その後、学校にも事務局にも反応はなかったと聞いている。皆さんの中で意見を聞いている人はいるか。

委員

 町会で意見があった。それが「桃花」であり、すばらしい・響きがいい・美しいということであった。

委員

 町会では、「中野中央」がよいと言っていた。温度差があるとは思う。しかし、そんなに大勢から意見があったということではない。この6つの中から決まれば問題ないと思う。

委員長

 町会で話したところでは、「桃花」が響きがよいし、書きやすいのでよいのではないかという意見が出てきた。

委員

 地域では、昨日の時点でもなぜ「桃園第三」が候補から外れたのかという意見があった。新しい学校だと説明をしても、母校愛があり、反応もさまざまである。

委員
 校名は、21世紀にふさわしいものにすればよいと思う。

委員長

 「桃園中央」「桃花」の意見が多いが、「桃」は残したいということでよいか。

委員

 桃園地区では、いろいろなところに「桃の花」を飾っているし、校名として残したい。

委員長

 あまり長くなくて、子どもたちにも書きやすく、親しみの持てるものがよいと思う。「桃花」については、可愛すぎるという意見もあったが、そんなにこだわることはないと思う。

委員
 「桃」を残すとなると「桃園」を入れるか「桃」を入れるかとなるが、「桃花」の響きは悪くないと思う。

委員

 前は、「桃仲」がいいと思っていた。町会でもそう話していた。「桃」が付くといい。

委員
 「桃」を残すなら、「桃花」が響きとしてもよい。

委員
 「桃園第三」がなくなった時点で、どの校名でもよいと思っていたが、この中では「桃花」がいちばん響きとしてよいと思う。「中野区立」を頭に付けたときの響きもよいと思う。

委員

 これまでの学校の校名に思い入れのある方がいることも事実である。その方たちの気持ちを汲むべきと思う。さまざまな思いがあったのに、新しい校名にすることとしたのだから、せめて「桃」だけは入れたいという意見は、関係者としてたいへん喜ばしいものであった。そうやって絞り込まないと、いつまでも6つの校名候補のままになってしまう。

委員

 反対が1つくらいあってもよいと思う。仲町小や桃丘小の子どもたちが、統合してよその学校に来たという思いを持つことを心配している。そのために校名は、まっさらなものにすべきと思っている。どこの学校も最後の同窓会を開催するようだが、中にはもともと同じ学校だったものが戻るという意識の人もいる。統合新校の場所が桃三小になるため、吸収統合だろうとの意見も出ることがある。

委員
 今、世話人会を作って11月10日の最後の同窓会開催の準備をしている。20~30人程度が集まるが、そこでははっきりと言っているし、皆さんわかってくれている。しかし、町に帰ればいろいろ言いたい気持ちを持っていることもわかる。

委員長

 どの学校にも歴史がある。この仲町小も昭和13年の創立で卒業生もたくさんいる。創立が古い・新しいではなく、どこも愛着があると思う。固執していたら何もできなくなる。新しい校名にしていくのだということを前提に考えて欲しい。その中でも、私は「桃」を残して、響きのよいものとして「桃花」がよいと思っている。

委員

 先ほどは、「桃園中央」がよいと申し上げたが、これから通う子どもたちのことを考えると「桃花」もよいと思っている。むしろ、新しい学校がどのような学校になっていくかに関心がある。

委員
 大事なのは、今後の教育をどう進めるかということと、地域との連携をどのようにしていくかだと思う。校名も重要だが、学校をどうしていくか、子どもたちをどうしていくかが課題だ。

委員

 自分は、中野区で35年間教員をしてきたが、桃三小は拠点校であり、精神的支柱であった面がある。これからも中心的な存在としてやっていってもらいたい。そういったものが校名に入っているとよいと思う。地名は消えていくので、地名を入れずに、気持ちが凝縮されたものになるとよいと思う。

委員

 地名は、校名を決める時点のもので、変わる可能性もある。「桃花」には、これから子どもたちに託す思いが込められると思う。子どもたちに対する教育方針を含めて、「こんな願いを持っている」ということから、未来に向かって進めていけるものであると思う。

委員長
「桃花」か「桃園中央」がよいという意見が多い。「桃花」はその由来から意味を持っており、全国的にも現在校名として使用されていないものだそうなので、全国で唯一の校名になる。

委員

 「桃花」は、3校で検討している「統合新校の教育目標」と「桃の花」の由来のやさしさや生命力などに合致点があると思う。

委員長

 それでは、ここで関連する内容として「統合新校の教育目標」について3校での検討状況について説明してもらいたい。

委員
 それぞれの学校が持っている教育目標がある。これは、校長が替わるたびに変更するものではない。21世紀に生きる子どもたちにとってよいものにしていくため、3校の目標を並べて考えたものである。検討にあたっては特色ある活動も入れて考えた。3校を並べると共通するものがある。未来を見てバランスのいいものにしていくことが、3校の共通の願いである。
「統合新校の目指す学校像」について委員より説明。

(概要)
〔基本方針(案)〕
 新しい土地にゼロから立ち上げる学校ではないので、今までの3校の教育活動の特色や地域の特色、新校となる現桃三小の学校立地を勘案したものにする。
〔教育目標の考え方(案)〕
 ・知・徳・体のバランスのとれた目標をめざす。
 ・各校の特色を活かす
 ・け・や・きは活かす(新校になってもシンボル)
 け:けんこうな体、や:やさしいこころ、き:きわめるちから
 「地域の未来をつくる子」
 け:(体)桃丘小学校の特色ある教育活動を活かす。
 や:(徳)仲町小学校の特色ある教育活動を活かす。
 き:(知)桃園第三小学校の特色ある教育活動を活かす。

委員長

 新しい学校の教育目標は、3校のよいところをとって作っていくもので、子どもたちにとって不安はないものと思う。すでに物品などについても教科ごとにさまざまな協議・調整に入っていると聞いている。新しい方向に向かって3校が動いていることは確かである。教育目標ができればそれにあわせて、校歌・校章などの検討も始められる。校名も今日決めていければ、学校側もさまざまなことを進めていけると思う。
今のところ、「桃花」という意見が多いようだ。皆さんのご理解をいただいて、決めていければと思うが、いかがか。

委員

 「桃花」は、新しい学校の校名でよいと思う。

委員長

それでは、「桃花」を統合委員会でとりまとめた校名として教育委員会に報告することに、ご承認いただける委員は拍手をお願いする。

― 拍手で承認 ―

委員長

 それでは、「桃花」を統合委員会でとりまとめた校名として教育委員会に報告する。

事務局
 今日、校名を意見として取りまとめていただいた。これは、統合委員会で取りまとめた内容であるが、決定したものではない。統合委員会からの意見を今後、教育委員会で協議・議決し、条例改正を区議会へ議案として提出することになる。区議会において議決の後に、はじめて決定となる。教育委員会における協議は3月を、条例案の議会提出時期は第2回定例会を予定している。
 繰り返しになるが、意見を取りまとめたものとご理解いただきたい。

― 異議なし ―

◆議事(2)統合新校の目指す学校像について

 議事(1)の中で、関連事項として説明済み。


◆議事(3)その他

委員
 3校の校歌と校章を1枚の資料にして、委員の皆さんにお配りした。これは、学校要覧に掲載しているものである。今後の検討のヒントにしていただけばありがたいと思う。

委員

 学校指定品(帽子・体操着・上履きなど)については、予算要求しているのか。

事務局

 今、予算折衝の最終段階だが、指定品の取り扱いについて調整している。区としてどう考えるか固まったら説明する。

委員
 桃三小の場合、通学区域が変わる地域がある。その子どもたちへの補助も考えてもらえるか。桃丘小でも通学区域が変わるところがあるし、仲町小から他校へ行く子どももいると思う。検討していただきたい。

事務局

 区の予算との兼ね合いがある。統合委員会での指定品の論議の経過を踏まえて、お話したいと思っている。

委員長
 最後に確認する。次回は3月8日(木曜)午後6時30分から桃丘小学校での開催とし、学校指定品の取り扱い、校章・校歌の作成方法などの協議を行う。本日決まったことについては、これまでどおり、統合委員会ニュース等でお知らせしていくこととする。

― 異議なし ―

委員長
 本日はこれをもって終了する。

 

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