都市高速道路

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更新日:2023年8月3日

 東京の都市高速道路は、主として東京都の周辺部から都心部に至る自動車交通を短時間で円滑に処理するために、一般の街路とは分離して設けられる平面交差のない自動車専用高速道路であり、首都高速道路と呼ばれています。これらは、全て有料道路で、昭和34年から整備が始まり既に約300キロが完成しています。1日の交通量は100万台を超えることが多く、一般の幹線道路網を補完し、東京を中心に首都圏の交通動脈として重要な役割を担っています。
 現在は、大都市間を結ぶ高速自動車国道に接続する放射方向の高速道路の整備に比べて、環状方向の高速道路の整備が遅れているため、唯一完成している都心環状線で交通渋滞を引き起こし、この影響で各放射線の利用低下を招いています。
 この問題の解決や、一層円滑な交通処理を図るため、環状線の重点整備が課題とされており、都心環状線の外周に建設が進められている中央環状新宿線はそうした路線の一つです。

首都高速中央環状新宿線

 首都高速中央環状新宿線は、目黒区青葉台四丁目を起点に、板橋区熊野町を終点とする延長約11キロの自動車専用道路で、中野区内は環状6号線(山手通り)の地下部に約2.2キロが建設されています。
 首都高速中央環状線のうち、中野区内を含む高速4号新宿線と高速5号池袋線をむすぶ延長6.7km区間(トンネル名称:山手トンネル)が、平成19年12月22日に開通しました。高速3号渋谷線から高速4号新宿線までは、平成22年3月28日に開通しました。
 3号渋谷線(東名方面)と4号新宿線(中央方面)、S1 川口線(東北道方面)、6号 三郷線(常磐道方面)が中央環状線で接続することとなり、放射路線と環状路線との連絡によって交通混雑を緩和し、都市機能を高める役割を果たすことが期待されています。
 現在、中央環状新宿線は、中央環状品川線との接続部の工事が残っているため事業中となっています。

都市計画決定:平成2年8月13日 東京都告示第934号
事業承認(当初):平成3年3月11日建設省告示503号
変更承認(最終):平成25年7月25日東京都告示1417号
事業施行期間:平成3年3月11日 ~ 平成27年3月31日
種類及び名称:都市高速道路中央環状新宿線及び第5号線

中央環状新宿線 の概要

起点 東京都目黒区青葉台四丁目
終点 東京都板橋区熊野町
延長 約11km
 4号新宿線~5号池袋線 6.7km
 4号新宿線~3号渋谷線 4.3km
道路の区分 第2種第2級
車線数 往復4車線
設計速度 60km/h
出入口数 5箇所(既設の高松入口含む)
換気所数 9箇所

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