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最終更新日 2016年1月27日
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原因不明の食中毒発生!その正体は?

 最近、食後数時間でおう吐や下痢などの症状が出てすぐに回復する食中毒や有症事例が発生しています。この事例は今までに知られている食中毒菌やウイルス、化学物質が検出されず原因不明とされていました。
 国が調査を行ったところ、食事のメニューにヒラメや馬刺しが含まれている事例が多いことがわかりました。そこで、ヒラメと馬刺しについて調査を行い、原因は寄生虫であることを発見しました。
 

ヒラメによる食中毒

 ヒラメを調べたところ、クドア属の寄生虫であるクドア・セプテンプンクタータが食中毒の原因であることがわかりました。クドア属は魚の筋肉に寄生する粘液胞子虫です。大きさは0.11mm程度で、肉眼では確認できません。その生態はよくわかっていませんがゴカイなどの環形動物を介して魚に寄生すると言われています。ヒトには寄生しないので無害とされていました。

クドア食中毒について

 クドアが寄生したヒラメを生で食べると、数時間程度(4から8時間程度)で一過性のおう吐や下痢、胃部の不快感等が認められますが、症状は軽いことが多く比較的速やかに回復し後遺症はないと言われています。疫学調査で、ヒラメ1グラムに 10の5乗から6乗以上のクドアが含まれていると発症すると考えられています。

予防方法について

 クドア食中毒の予防方法はヒラメをマイナス15℃から20℃で4時間以上凍結させること、または中心温度75℃5分以上加熱することです。これらの方法により、クドアは病原性を示さなくなります。

馬刺しによる食中毒

 馬肉を調べたところ、サルコシスティス属の寄生虫であるサルコシスティス・フェアリー(以下「サルコシスティス」とする。)が食中毒の原因であることがわかりました。サルコシスティス属は犬を宿主にしている住肉胞子虫で、肉眼では確認できません。犬の糞便などを介して馬の筋肉に寄生します。ヒトには寄生しません。

サルコシスティス食中毒について

 サルコシスティスが多く寄生した馬肉を食べると、数時間程度(4から8時間程度)で一過性のおう吐や下痢、胃部の不快感等が認められますが、症状は軽いことが多く、比較的速やかに回復し、後遺症はないと言われています。

予防方法について

 サルコシスティス食中毒の予防方法は、馬肉をマイナス20℃で48時間以上、マイナス30℃で36時間以上、マイナス40℃で18時間以上、急速冷凍装置を用いた場合はマイナス30℃で18時間以上凍結させることです。この方法により、サルコシスティスは病原性を示さなくなります。

消費者の方々へ

 販売されているヒラメや馬肉全てが寄生虫に汚染されているものではありません。
 これらの寄生虫が寄生した食品を生食しても、必ず症状が出るということではありません。
 発症した人から感染するという報告はありません。 
 ヒラメや馬刺しを生で食べる場合には食中毒のリスクを減らすために冷凍処理されたものを購入し、食べることをお勧めします。
 

このページについてのお問い合わせ先

健康福祉部 生活衛生課 食品衛生係

保健所2階 3番窓口

電話番号 03-3382-6664
ファクス番号 03-3382-6667
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