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最終更新日 2019年3月15日
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エイズを正しく理解しましょう

 エイズ(ADIS:後天性免疫不全症候群)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染することによって、体の免疫力が低下する病気です。病状が進行すると、健康なときにはほとんど発病することのないウイルス、細菌、カビなどの病原体に感染(日和見感染)して、肺炎などの病気になり発症します。   

HIV感染者、エイズ患者の発生動向

 世界中で、HIV/エイズの治療ケアや感染予防に関する研究・取り組みが進むなか、エイズ関連死の年間死亡数は2005年の190万人をピークに、2017年時点で94万人にまで減少するなど、成果が見られています。
 世界でHIVとともに生きる人の数は2017年末には3690万人、新規感染者は180万人と推計されています。
 国際的なエイズへの取り組みがすすむ一方で、青少年に対する感染予防や治療の提供などの取り組みは遅れをとっています。エイズは青少年(10歳から19歳)の主な死亡原因となっており、アフリカで第1位、世界的には第2位です。HIV感染者の年齢別グループのうち、エイズ関連死の死者数が減少していない唯一のグループがこの青少年層です。 
 日本でもHIV感染者とエイズ患者の合計は2.9万人に達し、ここ数年間は年間1,400件前後のペースで新規感染者・患者の報告は横ばい傾向となっていますが、新規報告件数に占めるAIDS患者の割合は、30%前後の高止まり傾向が続いています。
 特に、HIV感染者報告数は20歳代と30歳代で多く、次いで40歳代が続き、また、HIV感染者の性的接触による感染者は全体の87.9%(同性間72.6%、異性間15.3%)、エイズ患者の性的接触による感染者は全体の78.7%(同性間54.7%、異性間24.0%)を占めています。(平成29年エイズ発生動向より)

感染経路は主に三つ

HIVは血液、精液、膣(ちつ)分泌液を介して感染します。感染の可能性があるのは、次の三つです。 

性交渉による感染

 現在の感染原因はほとんどが性的接触によるものです。セーファーセックス(安全なセックス)を心がけ、コンドームを正しく使用することが感染予防になります。

血液を介しての感染

 HIVに感染した人の血液が体内に入ると感染します。医療機関での注射器による感染は心配ありませんが、麻薬使用などでの注射器の共用は非常に危険です。
 HIVは感染力の弱いウイルスです。握手、軽いキス、せき、くしゃみ、食器の共用、おふろ・プール・トイレの共用、蚊などの虫さされ等、日常生活でうつることはありません。

母子感染

 お母さんがHIVに感染していると妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。母乳による感染の例もあります。
 日本では、お母さんがHIVの治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を1%以下におさえることができます。 感染の心配がある場合には必ず医師に相談してください。

不安があれば検査を、治療法も進歩しています

 HIVに感染して何も治療をしなかった場合、発症するまで平均10年といわれています。発症するまで自覚症状はほとんどありません。感染しているのではないかと少しでも不安があったら、血液検査(HIV抗体検査)を受けましょう。検査は、保健所でも受けることが出来ます。
 もし、HIVに感染していることがわかっても、適切な時期に適切な治療を受けることでエイズという病気に進行するのを防ぎ、健康な状態で長く生きていくことが出来るようになっています。 HIVウイルスを完全に排除する薬や治療法は、まだ開発されていませんが、現代の医療、科学技術を結集した取り組みによってこの病気のしくみなどがわかるようになり、多くの抗HIV薬が開発されて多剤併用療法も進歩しています。
 今では、
 HIV感染=エイズでも、
 エイズ=死でも、
ありません。仕事を続けていくこともできます。適切な治療を適切な時期に始める。そのためには、感染している人が早く自分の感染を知ることが必要になります。

感染者とともにくらしやすいまちを

 最近ではエイズ患者・HIV感染者のためにさまざまな社会支援が整いつつあります。エイズは病気の程度によって、身体障害者福祉法上の身体障害者として認定され、さまざまな福祉サービスを受けることができるようになりました。また、全国にエイズ治療を行う拠点病院が整備され、地域の医療機関と連携して身近なところで治療を受けられる体制が整いつつあります。
 しかし、治療法の進歩や治療体制・福祉制度の整備によって、長期の社会生活が可能になっても、HIVに感染した方は、発症の不安に苦しむだけでなく、エイズについての周囲の理解が充分でないことによって、差別や偏見にもさらされているという現実があります。
 エイズを身近な問題として考え、この病気についての正しい知識を身につけることは感染の拡大を防ぐためだけではなく、感染している人と感染していない人が、同じ社会に暮らす人間として、安心して暮らしていくために必要とされているのではないでしょうか。 

エイズに関する相談・検査を行っています

 HIVに感染しているかどうかは、自覚症状などがないので検査を受けなければわかりません。検査は医療機関か保健所で受けられます。保健所では、匿名・無料で検査を行っています。またエイズに関する相談を保健所で受け付けています。相談や検査結果について、プライバシーは固く守られます。
 詳しくは、「よし、明日は検査に行こう」エイズ検査のお知らせ」 をごらんください。(新しいウインドウが開きます)
 

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健康福祉部 保健予防課 

〒164-0001 東京都中野区中野二丁目17番4号

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