旧中野刑務所正門は区文化財に指定されました

旧豊多摩監獄表門(竣工時はまだ市谷監獄の札がかかっていた)
中野区教育委員会は、令和3年4月30日に中野区文化財保護審議会に対し、旧中野刑務所正門の中野区文化財登録指定の是非について諮問を行い、5月24日付で文化財保護審議会からの答申を受けました。
令和3年6月4日、教育委員会は答申の内容を踏まえ、「旧豊多摩監獄表門」として中野区有形文化財に指定しました。
文化財名等
文化財名 | 年代 | 員数 | 所在地 | 所有者 | 種別 |
---|---|---|---|---|---|
旧豊多摩監獄表門 | 大正4年(1915年) | 1棟 | 新井三丁目37番(住居表示) |
中野区 |
指定有形文化財 |
指定理由
大正期を代表する建築家後藤慶二の現存する唯一の作品です。また、明治期の西欧の模倣から脱却し、近代の新たな建築様式を模索し始めた明治期から大正期の建造物であり、わが国の煉瓦造建築の技術的・意匠的到達点を示すものとして極めて重要です。関東大震災や第二次世界大戦の戦災をくぐりぬけ残されていることも、地域の遺産として貴重です。
詳細
関連ファイルの「中野区文化財登録指定の是非について(答申)」(「中野区文化財指定調書」および「中野区文化財指定に際しての付帯意見」を含む)をご覧ください。
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