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最終更新日 2016年10月6日
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増え続ける高齢者の消費者トラブル!(消費者相談の現場から 2016年9月号)

 高齢者の消費者トラブルは年々増加傾向にあり、被害の中身も、より一層深刻化してきており、悪質事業者の格好のターゲットになっています。その手口は、健康上の不安に付け込み、病気に対する効能・効果をうたって販売するもの、住居や付帯設備について不安をあおるもの、老後の資金を増やすなどと言って経済的不安につけ込むなど様々です。
 また、高齢者は「自分はしっかりしている」「家族に知られたくない」という感情が強く、他の人に話しづらいという状況があるようで、事業者と高齢者のみで契約が行われ、家族などが実態を把握できないこともあります。

高齢者が被害に遭いやすい悪質商法とは

 

商法名

主な商品

主な手口

送りつけ商法

健康食品、本、カニ等の魚介類など

注文していない商品を勝手に送りつけ、その人が断らなければ購入したとみなし、代金を一方的に請求する商法

利殖商法

未公開株、公社債、ファンド型商品など

「値上がり確実」「必ず儲かる」など利殖になることを強調し投資や出資を勧誘する商法

かたり商法

浄水器、消火器、排水管清掃工事など

公的機関の身分をかたり、商品を売りつけたり、工事を請け負う商法

点検商法

浄水器、床下換気扇など

点検に来たと言って「水質が悪い」「シロアリがいる」などと騙して商品を売りつける商法

 

消費生活センターからアドバイス

 高齢者の消費者トラブルを未然に防ぐためには、高齢者自身が注意するだけでなく、身近にいる人が高齢者の異変や変化に敏感に「気づく」ことが期待され、地域の諸機関と連携して高齢者を「見守る」ことがとても重要です。すぐに行動できるポイントについては次の項目を参考にしてください。

《高齢者自身の自衛策は》

・     巧みな話術、強引な手口の事業者がいるので、不審に感じたらきっぱりと断りましょう。

・     不安な場合は契約前にできるだけ家族や信頼できる身近な人に相談しましょう。

《身近な人の気づきのポイント》

・     最近、見慣れない人物や不審な事業者がよく出入りしていませんか

・     不審な電話のやり取りや、電話口で困っている様子はありませんか

・     新品の羽毛布団や健康食品など見慣れないものが必要以上にありませんか

・     預金通帳などに不審な出金の記録があったり、お金に困っている様子はありませんか

・     大量のダイレクトメールやカタログ類を見かけたり何かの説明会に頻繁に出かけていませんか

困ったとき心配なときは

消費生活センターまでお電話ください
相談受付 相談直通電話 03-3389-1196
相談時間 月曜日から金曜日 午前9時半から午後4時(土曜日・日曜日・祝日・年末年始は休み)

このページについてのお問い合わせ先

区民部 区民サービス課 消費生活センター

区役所1階 24番窓口

電話番号 03-3389-1191
ファクス番号 03-3389-1199
メールフォーム
受付時間 月曜日から金曜日の午前8時半から午後5時まで(祝休日、年末年始を除く)

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