自転車による交通事故が増えています。
~交通ルールを守って自転車事故を減らしましょう~
自転車は、子どもから高齢者まで幅広い年齢の方が手軽に利用できる乗り物です。しかし、ルール違反の危険な運転が目立つようになり、迷惑行為や重大な事故を招くなど、社会問題にもなっています。一人一人が交通ルールを守って安全な運転を心がけましょう。
昨年、中野区で発生した自転車関与事故件数は342件であり、交通事故全体の59.4%の割合でした。これは都内平均の43.6%を大きく上回り、都内で4番目の高さです。
【中野区における自転車事故の発生状況】
年代別
高齢者(65歳以上)の事故が最も多く、全体の20%を占め、次に40歳代18.7%、30歳代17.9%となっています。
利用目的
買物目的で利用中の事故が最も多く、次に訪問中、通勤中となっています。特に買物中の事故では高齢者(65歳以上)の事故が最も多く、通勤中の事故では30~40歳代の事故が多くなっています。
相手当事者
単独事故(転倒、工作物への衝突、駐車車両との接触等)が29.5%で最も多く、次いで四輪車との事故が22.8%、自転車同士が14%となっています。
道路形状・事故類型
自転車事故の約4割が出会い頭の衝突による事故で、主に交差点で多発しています。代表的な事故事例としては、裏道の交差点で一時停止の標識があるのに、一時停止せず安全確認を怠り、自動車と衝突する事故です。
法令違反状況
自転車事故のうち、約7割が自転車側に違反があり、割合は運転操作誤りが19.8%、交差点進入時が16.6%となっています。
自転車に乗るときは「自転車安全利用五則」を守りましょう
1. 自転車は、車道が原則、歩道は例外
道路交通法上、自転車は「軽車両」と位置づけられています。したがって、歩道と車道の区別があるところでは、車道通行が原則です。
ただし、下記の場合は歩道を通ることができます。
・「歩道通行可」の標識や道路標示がある場合
・13歳未満または70歳以上の人が運転する場合
・内閣府令で定める身体障害者が運転する場合
・道路工事をしていたり、道幅が狭くて車が多いなど、車道通行が危険な場合
2. 車道は左側を通行
自転車は、車道の左端(道路の中央から左側部分の左端)に寄って通行しなければいけません。
自転車道を通行する場合も左側を通行しましょう。
3. 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
歩道では、歩道の中央から車道よりの部分を徐行しなければなりません。
また、歩行者の通行を妨げるような場合は、一時停止しなければいけません。※歩行者を立ち止まらせたり、歩調を緩めさせたりする行為は「歩行者等妨害違反」となります。
4. 安全ルールを守る
○飲酒運転、二人乗り 、並進の禁止
○夜間はライトを点灯
○交差点では信号を守り、一時停止・安全確認
○傘差し運転の禁止
○運転中のスマートフォン・携帯電話の使用禁止
○運転中のイヤホン等の使用禁止
5. 子どもはヘルメットを着用
子ども自身が自転車に乗るときはもちろん、幼児を幼児用シートに乗せるときも、幼児用ヘルメットを着用してください。
詳しい安全利用のルールは下記のリンクをご覧ください。
www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/five_rule/「警視庁 自転車安全利用五則」
このページについてのお問い合わせ先
このページを評価する
ウェブサイトの品質向上のため、このページについてのご意見・ご感想をお寄せください。
より詳しくご意見・ご感想をいただける場合は、お問い合わせ・ご意見フォームからお送りください。