2021年度(令和3年度)第6回庁議(6月22日)

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更新日:2023年8月3日

報告されたテーマ

予算科目の見直しの考え方について(企画部)

 このことについて、次のとおり報告があった。

 中野区構造改革実行プログラムで検討中の予算科目の見直しについて、予算科目における「項」に係る体系を見直し、特に人件費についてスケールメリットを活かすことで予算計上額の縮減を図り、併せて流用などの減少により執行事務の効率化を進める。

現状及び課題

  1. 現状
    ア 各課が執行する経費については、ほぼ組織に沿って整理している予算科目に計上している。
    イ 人件費については、各項に計上すべきという考え方が示されており、予算編成時においては、各課に配置する職員数等が定まっていないことから、各項に余裕を持たせて予算計上している。
    ウ 令和3年度の一般会計歳出における予算科目数は款13、項53、目154である。
    【参考】他区の状況
    杉並区:款11、項30、目103
    豊島区:款13、項16、目67
    板橋区:款11、項33、目92
    練馬区:款14、項33、目105
  2. 課題
    人件費全体の当初予算額が膨れ上がっているとともに、年度末の流用も多く発生している。
    【参考】流用件数(件)
流用件数
 H29H30R1
総数224290290

(うち人件費)

678988

(うち項間流用)

525960

予算科目の見直しの考え方

  1. 款については、現状と同様の考え方とし、部単位で設定するほか、公債費、諸支出金、予備費を設定する。
  2. 項については、課単位で設定する考えを改め、一つの款に対して項を一つ設定することとする。ただし、総務費、区民費、子ども教育費、地域支えあい推進費、健康福祉費については、総務省の基準に基づく目的や組織の性質などを踏まえ、複数の項を設定する。公債費、諸支出金、予備費については、現状と同様の考え方とする(目以下も同様)。
  3. 目については、課単位を基本に設定する。
  4. 事務事業以下については、関連する事業の単位でまとめる。

見直しの効果

  1. 例年人件費にかかる流用が多数発生しており、予算科目を見直すことで、流用に係る事務作業等を縮減できる。
  2. 項をまとめることで人件費を集約でき、予算規模を縮減できる。

見直しの反映について

令和4年度予算から新たな予算科目において編成を行う。

その他

特別会計については現状通りとする。

新庁舎におけるネットワーク環境の検討状況について(企画部)

 このことについて、次のとおり報告があった。

 令和6年5月に予定する新庁舎への移転に向け、新庁舎におけるネットワーク環境について、職員が効率的に働ける環境を整備し、業務の生産性が向上することで、区民サービスの向上が図られるよう構築する必要があることから、現在の検討状況を報告する。

検討中のネットワーク環境について

  1. ネットワーク構成案1(現状構成の改良型)
  2. ネットワーク構成案2(現状構成の改良型2)
  3. ネットワーク構成案3(パソコンを直接インターネットに接続)

ネットワーク環境の検討状況について

ネットワーク環境の決定にあたっては各案の実現性、導入及び運用にかかるコスト、働き方や執務環境に与える変化を総合的に判断する必要があることから、事業者に対して情報提供依頼を行うとともに、コストなどの算定を行う。

その他

住民情報システム系ネットワークについては、セキュリティ保護の観点から、区役所新庁舎移転後も現在と同様に他のネットワークから通信を独立させた構成とし、事務を実施するLGWAN系ネットワーク及びインターネット系の構成の検討を行っている。

今後のスケジュール(予定)

令和3年8月 ネットワーク環境の整備方針案決定
令和3年10月 ネットワーク環境の整備方針決定
令和4年 企画提案公募型による事業者の選定
令和5年 ネットワーク環境の切り替え
令和6年5月 区役所新庁舎への移転

旧中野刑務所正門の区文化財指定について(区民部)

 このことについて、次のとおり報告があった。

 中野区教育委員会は、令和3年4月30日に中野区文化財保護審議会に対し、旧中野刑務所正門の中野区文化財登録指定の是非について諮問を行い、5月24日付で文化財保護審議会からの答申を受けた。
 令和3年6月4日、教育委員会は答申の内容を踏まえ、中野区有形文化財の指定について議決したので、報告する。

資料名等

資料名等
文化財名年代員数所在地所有者文化財種別
旧豊多摩監獄表門大正4年
(1915)
1棟

中野区新井三丁目37番

(住居表示)

中野区指定有形文化財

指定理由

大正期を代表する建築家後藤慶二の現存する唯一の作品である。また、明治期の西欧の模倣から脱却し、近代の新たな建築様式を模索し始めた明治末から大正期の建造物であり、わが国の煉瓦造建築の技術的・意匠的到達点を示すものとして極めて重要である。関東大震災や第二次世界大戦の戦災をくぐりぬけ残されていることも、地域の遺産として貴重である。

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