2021年度(令和3年度)第3回庁議(5月18日)

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更新日:2023年8月3日

報告されたテーマ

令和3年第2回中野区議会定例会提出予定案件について(総務部)

 このことについて、次のとおり報告があった。

予算

37 令和3年度中野区一般会計補正予算 ※先議

一般議案(9件)

38 塔山小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更について
39 武蔵台小学校体育館冷暖房化改修等工事請負契約に係る契約金額の変更について
40 鷺宮小学校・西中野小学校統合新校校舎新築工事等請負契約
41 南台小学校校舎新築工事等請負契約
42 中野区特別区税条例の一部を改正する条例
43 中野区区道における移動等円滑化の基準に関する条例の一部を改正する条例
44 中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例
45 中野区立キッズ・プラザ条例の一部を改正する条例
46 中野区立学校設置条例の一部を改正する条例

報告案件等

1 人権擁護委員候補者推薦に伴う区議会の意見について
2 令和2年度中野区区政情報の公開に関する条例の運営状況の報告
3 令和2年度中野区個人情報の保護に関する条例の運営状況の報告
4 令和2年度中野区職員倫理条例の運営状況の報告
5 議会の委任に基づく専決処分について
 (1)原動機付自転車の路上放置看板への衝突事故に係る訴訟上の和解
 (2)交通事故に係る和解及び損害賠償額の決定
 (3)子ども総合相談窓口受付用自動番号発券機の操作器追加分の賃貸借契約の解除に係る和解及び損害賠償額の決定

備考

  1. 「令和3年度中野区一般会計補正予算」の議案につきましては、仮称総合子どもセンター分室整備工事請負契約について、契約金額に係る変更契約を早急に締結する必要があるため、先議をお願いする。
  2. 「令和3年度中野区一般会計補正予算」が可決された場合には、仮称総合子どもセンター分室整備工事請負契約に係る契約金額の変更についての議案を追加する予定である。
  3. 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例の議案を追加する予定である。
  4. 次の報告案件等を追加する予定である。
    (1)令和2年度中野区一般会計繰越明許費に係る報告
    (2)法人の経営状況を説明する書類の提出(2団体)
     ア 中野区土地開発公社
     イ 野方駅整備株式会社

マイナンバーカード申請増に伴う交付体制の強化について(区民部)

 このことについて、次のとおり報告があった。

 マイナンバーカード(以下「カード」という。)の申請件数が急激に増加しているため、申請から交付までに相当の期間を要する状況になっている。ついては、以下のとおり交付体制の強化を図り、交付の遅れを解消する。

現状

昨年度は申請から交付まで2~3か月で行っていたところ、申請件数が年度末より急激に増加したため、例えば、4月申請者では、交付までに6~8か月程度かかる見込みとなっている。
区は今年度の申請増を見込み、昨年度の月平均交付件数約2,900件のところ、今年度は5,000件にする体制を組んでいた。ところが、国のマイナンバーカード普及促進策((1)未申請者への申請書一斉送付、(2)マイナポイント(5,000ポイント)の手続期限の延長(カード申請3月⇒4月)等)により、申請件数が急増した。その結果、4月末現在、申請されたが本人にカードが交付されていない件数は、約47,000件となっている。

課題

カード交付の遅れを解消する必要があるとともに、マイナポイントが付与されるのは9月末までであるため、ポイント付与対象である4月までに申請されたカードを遅くとも7月末までに交付する必要がある。

対応

通常の窓口を強化する他、特設窓口を設けることで、月最大20,000件の交付ができる体制を組み、4月までに申請されたカードを7月末までに交付するとともに、9月末までに交付の遅れを解消する。

  1. 中野サンプラザ特設窓口におけるマイナンバーカード郵送交付受付の実施
    (1) 開設期間:令和3年5月25日(火曜日)~9月30日(木曜日)(6月~9月 委託)
    (2) 実施日等:平日 午前9時~午後5時
    (3) 受付窓口数:8箇所(6月・7月) 4箇所(5月・8月・9月)
  2. 1階戸籍住民課窓口交付体制の強化(交付窓口の増設、4箇所から7箇所)
    開始日:令和3年5月18日(火曜日)
  3. 地域事務所におけるマイナンバーカード郵送交付受付の実施
    開始日:令和3年5月18日(火曜日)

環境に係る各計画及び中野区ゼロカーボンシティ宣言の検討状況について(環境部)

 このことについて、次のとおり報告があった。

 環境に係る各計画(第4次中野区環境基本計画(素案)、第3次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編)(素案)、第4次中野区一般廃棄物処理基本計画(素案))及び中野区ゼロカーボンシティ宣言文案について、区民意見を聴取するため意見交換会等を実施した。その意見の概要と区の考え方について報告する。
 また、今後の進め方について一部見直しを行ったのであわせて報告する。

意見交換会等の実施結果

  1. 意見交換会
意見交換会

開催日時

会場

参加者数

4月14日(水曜日)19時~

野方区民活動センター

4人

4月17日(土曜日)14時~

中野区役所

6人

4月20日(火曜日)14時~

南中野区民活動センター

1人

11人

  1. 区民から電話等で区に寄せられた意見
    件数:3件(内訳:電話1件、ファクス1件、電子メール1件)
  2. 関係団体等からの意見聴取
    団体数:2団体
  3. 意見交換会等における主な意見の概要と区の考え方

(1) 第4次中野区環境基本計画(素案)

第4次中野区環境基本計画(素案)

NO.

区民からの意見

区の考え方

1

CO2排出量削減の目標値について、達成に向けてどのような取組をしていくのか。

国をあげてCO2排出量の削減に取り組んでいくことになっている。区としても、再生可能エネルギー設備の導入支援等の環境施策を着実に推進していくことにより、目標達成を目指していきたい。

2

東京都が2030年までに温室効果ガスを2000年比で50%削減する「カーボンハーフ」を表明した。2013年比に換算すると59%削減となる。区においても59%以上の削減目標にしてほしい。

区においては、2050年にCO2排出量実質ゼロの実現に向けて、2030年度までに、CO2排出量を2013年度比で46%削減を目標としている。
実現可能性のある目標とするため、現状のCO2排出量などを考慮しつつ、目標を設定した。

3

CO2排出量実質ゼロを目指していくことは、とても良いことだと思うが、目標の達成に向けて、原子力発電は使用しないで、再生可能エネルギーを活用してほしい。

区としては、再生可能エネルギーの利用を推進するため、設備の導入を支援していきたい。

4

地球温暖化対策の緩和策「脱炭素社会の推進」と適応策「気候変動への適応」を同時に実施する必要があるが、現実的な施策として、適応策の充実を図ってほしい。

気候変動への適応策については、気象災害対策や、熱中症・感染症対策を推進していきたい。

5

中野区は、建物が密集しており、太陽光や風力の利用が限定的である。各企業への取組を促進するためにも省エネルギー設備の導入も支援(助成)の対象にした方が効果的であると考える。

企業への省エネルギー設備の導入支援については、区内のCO2排出量の部門別構成や、国・都・他区の状況を踏まえつつ、検討していきたい。

6

中野駅周辺まちづくりや中野区新庁舎整備事業での取組は、どの程度、脱炭素社会の実現に貢献するのかを示してほしい。

アクションプログラムの中で、脱炭素社会の推進という基本目標を達成するため、環境形成型のまちづくり、中野駅周辺まちづくりの推進、中野区新庁舎整備事業を掲げている。今後、そうしたプログラムを総合的に推進し、着実に進行管理をする中で、貢献度を示していきたい。

7

みどりを確保するためには、土壌があることが大切だと考えるため、土壌の面積を増やしていくなど、土地の利用に配慮したみどりの保全について盛り込んでほしい。

区では、みどりの定義を植物やその他の生き物を含め、緑と一体をなす水や大気や土とともにとらえ、こうした環境全体を対象としている。今後も貴重なみどりを保全していく考えである。

8

人は緑(自然)を見ると気持ちがほっとするし、地球温暖化防止にも役立つ。土地利用の効率ばかり求めていると、ビルばかりになり、土地にも人間の心にも余裕が無くなるため、公園を増やしてほしい。

公園の整備にあたっては、中野区みどりの保護と育成に関する条例により、敷地面積の3割以上を緑化している。
今後も、公園用地の特性、地域や利用者の声、整備する公園機能などを考慮し、公園整備を推進していく。

9

生きものが暮らしやすい環境をつくるということは、人が暮らしやすい環境をつくることにもつながると考えるため、生物多様性について記載してほしい。

基本目標4「都市の中の自然環境」において、ご意見の主旨について記載している。

10

産学官民が協働できる環境をつくることや、区民や事業者の環境に関する意識向上に向けた取組を進めてほしい。

基本目標5「環境保全に係る情報提供と連携の促進」の中で、産学官民が協働できる環境づくりや、意識啓発について記載しており、適切に取組を進めていきたい。

11

気候市民会議のように、無作為で区民を巻き込んでいくような意見交換の方法を検討してほしい。

気候市民会議については、現段階で具体的な検討はしていないが、区民等との環境に関する様々な連携・協働について、今後検討していきたい。

12

区の枠の中だけではなく、区の外にも目を向けた広い視点を取り入れてほしい。

計画改定に当たっての現状認識として、世界や国等の動向について記載している。

13

10年間の計画とのことだが、10年後にならないと見直しを行わないのか。

5年ごとに改定する中野区基本計画と整合を図るため、本計画についても5年後に見直しを行うこととしている。

14

計画改定にあたって、区民の区政参加についてはどのように考えているのか。

区が決定する重要な計画の改定を行う際は、中野区自治基本条例に基づき、意見交換会とパブリック・コメントの手続を行うことにより、区民の区政参加への促進を図ることとしている。

15

新型コロナウイルス感染症に関連する記述を盛り込んでほしい。

ご意見の主旨を踏まえ検討する。

(2) 中野区ゼロカーボンシティ宣言文案

中野区ゼロカーボンシティ宣言文案

NO.

区民からの意見

区の考え方

1

地球温暖化と言われているが、地球の成り立ちからみたら、微々たる変化だと思う。国や自治体が宣言しているが、中野区はゼロカーボンシティ宣言をしないでほしい。

地球温暖化に伴う気候変動は、災害を激甚化させる等の深刻な環境問題と認識しており、区においても脱炭素社会の実現に向けて、ゼロカーボンシティ宣言を行う考えである。

2

中野区ゼロカーボンシティ宣言には、どの程度の拘束力があるのか。

区としては、宣言をすることで区民等に環境についての啓発を行い、一人一人の行動変容を促す考えである。

3

宣言文に中野区ならではの内容を盛り込んでほしい。

中野区地球温暖化防止条例の制定等、これまでの区の取組について記載をしている。

(3) 第3次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編)(素案)

第3次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編)(素案)

NO.

区民からの意見

区の考え方

1

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「1.5℃特別報告書」において、地球温暖化を1.5℃に抑制することを追求すべきとされていることについて盛り込まれたい。区民に切迫感をしっかりと伝えられたい。現在の世界の目標を足し合わせても3℃程度の気温上昇が見込まれていることも明記されたい。

IPCC「1.5℃特別報告書」に関する記載を計画に盛り込むことを検討する。

2

「1.5℃特別報告書」の2030年目標は2010年比で45%減であり、区の2013年度比に換算すると51%減の目標となることを明記されたい。

数値目標については、第4次中野区環境基本計画を踏まえ、これと同じ数値目標とすることとしており、2013年度比で46%削減とすることとしている。

3

地球温暖化対策に関する国や都の最新の動向を記載されたい。

国や都の最新の動向について、計画に盛り込むことを検討する。

4

参考資料「対象施設一覧」について、施設ごとの電力会社、プラン、基礎排出係数、調整後排出係数、入札方法を明記するとともに、区ホームページにも掲載されたい。

排出係数などは年度により変更が生じる項目となるので、計画に記載することは考えていない。

5

基準年度の2013年度から直近年度の2019年度まで温室効果ガス排出量が31.3%削減されているにもかかわらず、目標年度である2030年度までに温室効果ガス排出量を46%削減するという目標では削減目標が低すぎる。削減目標を更に高く設定すべきではないか。

基準年度である2013年度から2019年度までに温室効果ガス排出量が大きく削減となっている要因として、次の2点がある。

  1. 2011年に発生した東日本大震災の影響により、2013年度は、二酸化炭素排出係数が高くなった時期であること。
  2. これまでに、区有施設のうち高圧電力の施設において、再生可能エネルギー100%など二酸化炭素排出係数の低い電力に切替えを行ったこと。
これらのことを考慮し、第4次中野区環境基本計画との整合性を図った上で、第3次中野区地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編)では46%削減が妥当であると考えている。

6

計画の期間が10年間とあるが、長い。社会的、技術的に非常に変わると思う。計画は、適宜見直しを行う必要があると思う。

 大きな社会的状況の変化、技術的進歩等を踏まえ、必要に応じて見直しを行う。

(4) 第4次中野区一般廃棄物処理基本計画(素案)

第4次中野区一般廃棄物処理基本計画(素案)

NO.

区民からの意見

区の考え方

1

焼却灰を有効利用することで、最終的に埋め立てる量をゼロにすることをめざすとの記載があるが、エネルギーの消費を減らすという観点から施策を考えてほしい。一番大事なのは区民一人ひとりが無駄な消費を減らすことだと考えている。区民全体で取り組むべき必要がある問題であることを啓発していってほしい。

埋め立て処分量ゼロをめざすことも目標のひとつではあるが、焼却によるエネルギー消費やCO2の発生を減らすためにも、不要な物は買わない・もらわないといった、入り口からの発生抑制が最も重要であると考えているので、啓発に力を入れていきたい。

2

資源とごみの分別がわかりにくいので、さらなる「見える化」等、区民への啓発強化に取り組んでほしい。

資源とごみの分別については、区ホームページやリーフレットの他、ごみ分別アプリケーションを活用して周知をしている。これらについては、今後も内容をさらに充実させていく。

3

区報にごみのんの4コマ漫画を掲載する、ケーブルテレビでごみのんを登場させたごみ分別情報等を放送するなどしてはどうか。

2019年度に製作した着ぐるみをエコフェア等のイベントに登場させるなど、ごみのんを活用した普及啓発に力を入れている。ご意見を参考に、さらに効果的な方法を検討していきたい。

4

事業者・メーカーに対して、過剰包装をやめるよう働きかけてほしい。区単独では難しいかもしれないので、東京都と一緒に働きかけるなどしてほしい。

ごみになる物をもらわないことの区民への啓発を継続するとともに、事業者への啓発については今後検討していきたい。

5

マイボトル推奨と、ペットボトル自動回収機でのポイント付与の制度は矛盾しているのではないか。

基本的にはマイボトルを推奨して、ペットボトルをなるべく使わないように呼び掛けているが、ペットボトルを利用した場合には、ごみにはせずに効率よくリサイクルできるよう、自動回収機の利用を促している。

6

粗大ごみとして、まだ使える家具がたくさん捨てられている。リユース家具の抽選を行っていることは知っているが、さらに多くの家具をリユースできる方法を考えてほしい。

リサイクル展示室におけるリユース品の展示・提供方法の改善について、今後検討していく。

7

燃やすごみの4割を占める生ごみは有機資源である。コンポスト化・堆肥化に何らかの形で取り組んでほしいが、計画には記載がない。コンポスト化に取り組みたいと思っている人はいるので、計画にも入れてほしい。

堆肥化は有効なごみ減量の手段の一つであり、ホームページ等で今後もPRしていく。計画の重点施策とはしていないが、コンポスト化容器等の斡旋事業を継続し、積極的に周知していく。

8

びんの回収等についてデポジット制がリユースに有効だと思う。区内の飲料メーカーと連携して取り組んではどうか。

ご提案の主旨を踏まえ、飲料メーカーにヒアリングを行うなど、実態把握をしたうえで、効率的なリユース拡大について、調査・研究していきたい。

9

プラスチック製容器包装として収集されたものを民間に処理委託をしていると思うが、その後どのように処理されているか、中野区として把握しているのか

プラスチック製容器包装については、民間事業者に委託して再資源化を行っている。リサイクル工程を経て、再びプラスチック製品の原材料になるなど、有効活用している。

10

近隣の管理人等が常駐していないアパートの排出状況が悪い。小規模アパートへの排出指導について、不動産仲介業者から呼び掛けてもらうなど、もっと有効な方法を考えてほしい。

管理人や不動産業者と協力した排出指導は現在も行っている。今後も、粘り強く適正排出を指導していきたい。

11

不法投棄について、捨てられた場所によって対応する所管が違い、それぞれに電話をかけ直さなければいけない。一本化をして、通報・回収がスムーズにできる方法を考えてほしい

不法投棄された物の処理は、道路や公園など、施設を所管している部署で対応している。不法投棄の通報がスムーズにできる方法については、今後、検討していきたい。

今後のスケジュール(予定)

上位計画にあたる中野区基本計画の策定時期が令和3年8月から10月に変更となったことから、環境に係る各計画の策定及び中野区ゼロカーボンシティ宣言について、以下のとおりスケジュールを変更する。

  • 案の策定、パブリック・コメント手続の実施
    (変更前) 令和3年6月
    (変更後) 令和3年8月
  • 各計画の策定、中野区ゼロカーボンシティ宣言
    (変更前) 令和3年8月
    (変更後) 令和3年10月

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このページは総務部 総務課が担当しています。

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