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最終更新日 2022年7月1日
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「中野のひと」インタビューVol.9~パラクライミング選手 大谷武彦

大谷さんとナカノさん 

『ガンバ』の声とともに自分のバリアを破った

生まれも育ちも中野、パラクライミング選手の大谷さん。2022年度にはパラクライミングワールドカップに日本代表として出場。パラクライミングを始めたのは、5年前。全く趣味もなく、障害があってもできるスポーツがあればと調べ、パラクライミングのイベントを見つけた。

「参加してみると、一人ひとりが目的や目標を持ち壁を登る姿に感動し、クライミングイベントのとりこになった。」

だが、始めた頃は体力もなく、ゴールに到達しない日が続いたそう。
「ふつうは、手を交互に休ませながら登れるが、左手一本で登る自分には一息ついて休むことができない。手が痛くなり、あきらめて、ゴールまであと一手で届かずに落ちてしまうことも。」

始めて半年程経ったとき、パラクライミング全国大会に出場する機会を得た大谷さん。
「ホールドをつかむのに必死な自分が、全国の猛者たちが集まる大会へ参加しても良いのだろうかと思うこともあった。」


しかしそんな気持ちを吹き飛ばしたのは、観客からの熱い声援だった。

クライミング様子


「みんなが私の登る姿に注目して、私ひとりのためだけに『ガンバ!』と声援を送ってくれた。おのずと、次の一手をつかむ力が湧いてきた。」


登り切ることはできなかった大会だったが、そのときの声援は今でも忘れられないという。

「これまでは何か始めたいと思っても、障害があるから自分にはできない、とあきらめることも多かった。しかし、応援してくれる人の存在を知り、障害のせいにしていたのは自ら作っていた壁だと気づいた。
もちろん片手がないことで思い通りにホールドをつかめず、もどかしく感じるときもある。だけど、それを自らへの言い訳にせず、自分を応援してくれる人たちのためにも上に進み続けていきたい。」

大谷さんにとって中野とは?

「光。中野にいる人たちは人懐っこくて、明るい人たちが多い。中野ブロードウェイの2階も一見暗くみえるけど、中に入ってお話しするとすごい明るい雰囲気が感じられる。」
そう語る大谷さんの笑顔も中野を照らす光のひとつだ。

今後の目標は?

「障害があっても世界に挑戦する機会があった。年齢や障がいで悩んでいる方へ勇気を与えられる、そんな存在になりたい。」とパラスポーツの発展への思いとともに語ってくれた。

座る様子

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