令和3年 中野区長 年頭あいさつ(2021年1月4日)

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更新日:2023年8月3日

新年あけましておめでとうございます。中野区長の酒井 直人です。

昨年は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、わたしたちの日常が一変する激動の年となりました。生活や経済に与える影響は非常に大きいですが、一方で、テレワークやオンライン会議が浸透するなど、危機に知恵と工夫で対処する「しなやかさ」を示した年でもあったと思います。また、人のつながりや絆を改めて感じる機会が多く、中野の最大の財産はやはり「人」であることを実感しました。区民のみなさんの生活や営みをしっかりと支える区政にしていく決意を新たにしています。

本年、オリンピック・パラリンピックが感染防止策を講じて東京で開催される中、中野区は、10年後に目指すまちの姿を描く新たな基本構想を策定し、その将来像を実現するためのロードマップとなる基本計画を策定します。人と人とがつながり、新たな活力が生み出されるまち、未来ある子どもの育ちを地域全体で支えるまち、誰もが生涯を通じて安心して自分らしく生きられるまち、そして安全・安心で住み続けたくなる持続可能なまちの実現に向けた取り組みを着実に進めてまいります。

さらに、これらの取り組みを実現する財源を確保するため、新型コロナウイルス感染症による経済的な影響で厳しさを増す区の財政状況を見据え、区政運営の構造改革に着手します。中長期的な視点に立ち、施策、施設、組織の再編を視野に入れた区政運営のシステム自体の改革を進めていく覚悟です。

将来に向けて区政の方向性を定める大変重要な年であり、また、必ずや危機を乗り越える「良き年」にしなければと、身が引き締まる思いです。みなさんとともに中野をよりよいまちにしていく「協創」をさらに進め、中野への愛着と誇りを一層育んでまいります。

中野をさらに元気に!!本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2021年1月4日 中野区長 酒井直人

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