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最終更新日 2017年12月4日
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(仮称)中野区ユニバーサルデザイン推進条例案に盛り込むべき主な事項について

(仮称)中野区ユニバーサルデザイン推進条例(以下「推進条例」という。)については、平成29年10月に推進条例の考え方を定めたところです。
このたび、推進条例案に盛り込むべき主な事項について、以下のとおり、まとめましたのでお知らせします。
なお、本件につきましては、パブリック・コメント手続を実施いたします。

1.前文

私たちは皆、自らの存在と尊厳が守られ、自由に幸せを追い求めることのできる権利を持っています。こうした権利は、誰もが生まれながらに持っているものであるとともに、いつの時代にも共通する、変わらないものです。
一方で、私たちを取り巻く環境は、絶えず変化が生じ、人々の暮らしや価値観も多様化していきます。移り行く時代の中で、持続的にまちの活力を生み出していくためには、多様な生き方、個性や価値観を受け入れることのできる地域社会を実現することが必要になります。私たちは、ユニバーサルデザインの推進を通じて、多くの人の社会参加を促すとともに、まちの魅力の向上に取り組んでいきます。
全ての人が、それぞれの意欲や能力に応じて社会参加する「全員参加型社会」やまちの魅力向上による地域の活性化の実現に向けて、この条例を制定します

説明

  • 中野区は、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)に基づき、全ての人が、それぞれの意欲や能力に応じて社会参加する「全員参加型社会」やまちの魅力向上による地域の活性化の実現に向け、ユニバーサルデザインに関する検討を進めてきました。
  • 現在の区の課題である、少子高齢化やそれに伴う生産年齢人口の減少、グローバル化の進展やそれに伴う様々な国籍・文化を持つ外国人の増加などへの対応を図るとともに、将来的な変化にも対応可能な地域社会の実現が求められます。
  • 「全員参加型社会」や地域の活性化の実現に向けて、この条例において、ユニバーサルデザインの推進を宣言します。

2.目的

この条例は、全ての人が、自らの意思により、自立して活動し、自己実現できる環境を段階的、継続的に整備することを通じて、全員参加型社会や地域の活性化を実現するため、区、区民、事業者のそれぞれの責務を明らかにするとともに、基本的な事項を定めることにより、ユニバーサルデザインを推進することを目的とする。

説明

  • ユニバーサルデザインを推進するためには、その実行者であると同時に、その成果を享受する者でもある、区、区民、事業者の3者が共通の認識を持つことが必要であり、3者がそれぞれの責務を自覚することで、より効率的な推進が図られるものであると考えます。

3.定義

この条例において、ユニバーサルデザインとは、年齢、性別、個人の属性や考え方、行動の特性等にかかわらず、全ての人が利用しやすいようあらかじめ考慮して都市や生活環境を設計することをいう。

説明

  • この条例において、ユニバーサルデザインという言葉については共通認識が必要であると考え、定義しました。
  • ユニバーサルデザインは全ての人を対象として捉え、都市や生活環境を設計する考え方です。

4.基本理念

ユニバーサルデザインの推進は、次に掲げる事項を基本理念とする。
(1)支障なく円滑に利用できる都市基盤・施設の整備の推進
(2)平等かつ円滑に利用できる商品・サービスの提供の推進
(3)一人一人の個性や多様性が理解・尊重され、様々な人が支え合うための理解の促進

説明

  • この条例において、ユニバーサルデザインを推進していくに当たっての方向性を基本理念とし、定めています。
  • ユニバーサルデザインの推進により、全員参加型社会や地域の活性化を実現するためには、ハード、ソフト、ハートという3つの面で取組を進めていくことが重要だと考えます。

5.区の責務

1.区は、この条例の目的を達成するため、ユニバーサルデザインを推進するための目標(将来像)を示すとともに、ユニバーサルデザインの推進に関する施策を総合的かつ計画的に実施するものとする。
2.区は、区民、事業者に対し、ユニバーサルデザインについて普及啓発を図るものとする。
3.区は、区民、事業者と協働して、ユニバーサルデザインを推進できるよう相互調整及び連携促進を図るものとする。 

説明

  • この条例では、区、区民、事業者に対する「役割」ではなく「責務」という言葉を用いています。ユニバーサルデザインを推進していくためには、各主体が主体的に参加し、協働することが必要です。それは与えられる役割ではなく、区、区民、事業者が果たさなければならない責務であると考えたことによります。
  • ユニバーサルデザインを推進するためには、区として、目標となる将来像とそれに向けた施策を定め、総合的かつ計画的に実施することが求められます。
  • また、区は、率先して、ユニバーサルデザインの考え方に基づく都市基盤の整備や行政サービスの提供などを行い、ユニバーサルデザインを推進するとともに、区民、事業者への普及啓発を図り、3者の調整役として区、区民、事業者を結びつけ、協働して取り組むことが重要だと考えます。

6.区民の責務

1.区民は、ユニバーサルデザインについて理解を深めるよう努めなければならない。
2.区民は、様々なユニバーサルデザインの取組について、主体的に参加し、ユニバーサルデザインの推進に努めなければならない。
3.区民は、ユニバーサルデザインの推進に当たり、区、事業者と協働するよう努めなければならない。

説明

  • ユニバーサルデザインを推進していくためには、区だけが行うのではなく、区民がユニバーサルデザインについて理解を深め、主体的に関わっていくことが求められます。
  • さらに、主体的に参加すると同時に、区、事業者と協働して取り組むことが重要だと考えます。

7.事業者の責務

1.事業者は、施設、商品及びサービスの提供等の自らの事業を通じて、ユニバーサルデザインの推進に努めなければならない。
2.事業者は、ユニバーサルデザインの推進に当たり、区、区民と協働するよう努めなければならない。
3.事業者は、当該事業者の従業員がユニバーサルデザインについての理解を深めることができるよう努めなければならない。
4.事業者は、推進計画の実施に関して、区に協力するよう努めなければならない。

説明

  • 事業者は、ユニバーサルデザインの推進において、全ての人が支障なく快適な生活を送ることができるようになるうえで、非常に重要な役割を担っています。施設、商品及びサービスの提供等を通じて、ユニバーサルデザインを推進することが求められます。
  • また、ユニバーサルデザインの推進に当たっては、区、区民と協働して取り組むことが重要です。
  • さらに、従業員がユニバーサルデザインについての理解を深めることができるよう取り組むことが重要だと考えます。

8.推進計画の策定等

1.区長は、この条例の目的を達成するため、ユニバーサルデザインに係る施策の総合的かつ計画的な推進に関する計画(推進計画)を策定する。
2.推進計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。 
(1) ユニバーサルデザインを推進するための目標(将来像)
(2) ユニバーサルデザインの推進に関する施策の方向・主な取組
3.区長は、推進計画の策定及び改定に当たり、区民、事業者の意見を求めるものとする。

説明

  • 「5 区の責務」により実施する様々な施策を総合的に体系化し、着実に実施していくためには計画の策定が必要です。
  • そして、その計画の策定及び改定に当たっては、幅広い区民、事業者の意見を聴いて、よりよい計画にしていくことが重要だと考えます。

9.施策の評価・点検

1.区長は、区の推進計画に基づく施策について継続的に評価・点検を行い、評価・点検の結果を広く区民に公表するとともに、施策に反映させ、施策の持続的な改善・向上を図るものとする。
2.推進計画の改定に当たり、推進計画に基づき実施した施策の評価・点検を行い、施策の改善・向上を図るため、区長の附属機関として、(仮称)中野区ユニバーサルデザイン推進審議会を設置する。

説明

  • 区は、推進計画に基づく施策の進捗状況を把握・点検し、計画・実行・評価・改善という、持続的な改善・向上(スパイラルアップ)を図ることが重要だと考えます。
  • また、推進計画の改定に当たっては、施策の評価・点検を行い、改善・向上を図るため、調査、提言する機関が必要だと考えます。

10.(仮称)中野区ユニバーサルデザイン推進審議会

審議会の内容は、次のとおりとする。
1.審議会は、区長の諮問に応じ、次に掲げる事項について調査審議する。
 (1)  推進計画に関すること
 (2) 上記のほか、ユニバーサルデザインの推進に関し必要な事項
2.審議会は、ユニバーサルデザインの推進に関し特に必要な事項について、区長に意見を述べることができる。
3.審議会は、区民、事業者、学識経験者、その他区長が必要と認める者のうちから、区長が委嘱する委員20人以内をもって組織する。

説明

  • 審議会は、区民、事業者、学識経験者等で構成し、専門的、客観的見地から調査、提言する機関とします。

11.委任

この条例の施行について必要な事項は、区長が定める。

説明

  • この条例の定め以外で条例の施行について必要な事項は、区長が規則等で定めるものとします。

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