離乳食のおはなし 中野区すこやか福祉センター
ページID:526308233
更新日:2023年12月19日
離乳食の進め方や授乳期からのよくある質問についてお知らせします
授乳期
離乳食とは?
離乳食講習会のご案内
離乳食の進め方の目安
離乳食の作り方
5~6か月頃(初期食)の離乳食・Q&A
7~8か月頃(中期食)の離乳食・Q&A
9~11か月頃(後期食)の離乳食・Q&A
その他のよくある質問
離乳食動画配信中
栄養相談はどこでできますか?
授乳期によくある質問Q&A
体重の増えが悪くて心配です。
成長曲線を見て、範囲内であれば様子をみましょう。授乳の頻度や量が足りているか心配であれば、お住いの地域を担当するすこやか福祉センターにご相談ください。
離乳食を始める前に果汁はあげた方がいいの?
以前は離乳食の開始前に、母乳やミルク以外の味やスプーンに慣れさせることを目的に果汁を与えることをすすめていましたが、今は栄養学的な意義は認められず、離乳食を通してスプーンに慣れていくため、その必要はありません。
5か月になったのですが、離乳食を始めなければいけませんか?
離乳食は5~6か月頃がスタート時期ですが、
*首の座りがしっかりしている。
*寝返りができるようになった。
*支えてあげると座っていられる。
*食べ物に興味を示すようになった。
*よだれ・唾液の量が以前より増えた。
*スプーンなどを口に入れても、舌で押し出すことが少なくなった等のサインを見てから始めていきましょう。
5~6か月児で始める理由が主に2つあります。早くて6か月頃から不足してくる栄養素がありますので、離乳食で補えるとよいでしょう。またモグモグ・カミカミとお口の機能を育てるためにもこの時期から始めるのが適しています。
生後5~6か月ころになると成長・発達は目覚ましく、乳汁や育児用ミルクだけでは栄養が不足してくるため、乳汁から幼児食に移行する過程のことを離乳といいます。その時に与えられる食事を離乳食といいます。離乳食を通して食べ物をかみつぶして飲み込むことができるように練習していきます。食べ物の香りや味を体験し、食べる楽しさを伝えてあげましょう。
離乳食講習会のご案内 年間日程・講習会資料
各すこやか福祉センターでは、楽しく無理なく離乳食を進めていけるように、作り方や食品の増やし方、味付け、調理形態等をご紹介しています。参加費は無料です。赤ちゃんと一緒に参加できます。申し込みは、講習会の2週間前から3日前までです。詳細は各すこやか福祉センターにお問い合わせください。
年間日程
各すこやか福祉センターの離乳食講習会日程はこちらをご覧ください。
講習会資料
ごっくん・もぐもぐ期(PDF形式:1,994KB)(初期・中期)
かみかみ期(PDF形式:1,159KB)(後期)
ぱくぱく期(PDF形式:300KB)(完了期)
離乳食の進め方(PDF形式:278KB)はこちらをご覧ください。
だし汁や野菜スープの作り方
だし汁や野菜スープの作り方を写真で紹介しています
離乳食レシピ
簡単に作れるレシピを紹介しています。味付けの目安表も載せてありますので、ぜひ参考にしてください。
初期・中期食編
レシピ1 10倍がゆ(PDF形式:128KB)
レシピ2 野菜と豆腐の煮もの・青菜とツナの煮ものなど(PDF形式:340KB)
レシピ3 パンがゆ・卵黄のペーストなど(PDF形式:197KB)
後期食編
レシピ1 白身魚の野菜あんかけ・ふわふわ肉団子など(PDF形式:440KB)
レシピ2 鮭とほうれん草の煮物・豆腐ステーキなど(PDF形式:183KB)
母乳・ミルク以外の味を知り、ドロドロ・ポタージュ状の食品を上手に飲み込めるように、少しずつ慣れていく時期です。お子さんの様子・体調を見ながら、ゆっくり無理なく進めていきましょう。
調味料を使わずに、素材そのものの味を知らせていきます。
(南瓜のペースト)
(つぶしがゆと人参ペースト)
最初の一さじはつぶしがゆから始めていきます。消化吸収の良いお米から使用していきます。米の粒が残らない程度につぶしましょう。
離乳食に慣れてきたら野菜のペーストも入れていきます。人参・南瓜・じゃが芋・さつま芋・キャベツ・ブロッコリーなどくせのない野菜を使いましょう。
慣れてきたら、つぶした豆腐・白身魚・卵黄等を取り入れていきます。
食材の進め方はこちらをご覧ください。(PDF形式:165KB)
5~6か月頃によくある質問Q&A
スプーンを嫌がりすぐに出してしまうのですが。
最初は押し出すこともあるかもしれません。スプーンに慣れていく時期ですので、あわてずに気長に見守ってあげましょう。
離乳食で食べさせてはいけないものはありますか?
はちみつは生後1才未満の乳児には与えないでください。乳児ボツリヌス菌を発症することあがあります。詳細は厚生労働省ホームページ「はちみつを与えるのは1歳を過ぎてから」をご覧ください。(外部サイト)
牛乳を飲用するのは1歳過ぎてからにしましょう。ただし少量を離乳食の食材として使うことはできます。
食物アレルギーが心配です。
食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はありませんので、自己判断で対応することのないようにしてください。離乳を進めるに当たり、食物アレルギーが疑われる症状が見られた場合、必ず医師の診断に基づいて進めることが必要です。
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より一部抜粋
離乳食を始めたら、ミルクをあまり飲まなくなり心配です。
離乳食を飲み込むことが上手になってくると量も品数も増えて離乳食後のミルクを飲まないことはよくあることですから心配しなくても大丈夫です。成長曲線の範囲内で順調に成長していれば問題ありません。食後以外のタイミングでは母乳やミルクを十分に与え、料理にも活用していきましょう。
唇を閉じてゴックンと飲み込むことができるようになったら、舌と上あごで食べ物をつぶして飲み込めるようになってくる時期です。お子さんの様子や体調を見て、少しスプーンでつぶしながら、かたちのあるものを徐々に取り入れていきましょう。
いろいろな食べ物の味や香りを楽しませてあげる時期です。塩・醤油・味噌・砂糖・ケチャップなどを少量ずつ使って、味に変化をつけましょう。
(南瓜の煮もの)
(豆腐の煮もの)
7~8か月頃によくある質問Q&A
2回食に進めるタイミングは?
離乳食をはじめて1~2か月が経ち、ごっくんが上手になり食べる量が増えてきたら、そろそろ2回食へ進めていきましょう。7か月~になった頃が目安になります。
ウンチに食べたものがそのまま出てきました。ちゃんと消化されていないのでしょうか?
野菜などはそのまま出てくることもよくありますが、全く消化吸収されていないわけではありません。
下痢などの症状が出ていなければ、様子を見ながら進めていきましょう。
離乳食をはじめたら便秘気味になりました。どうしたらよいですか?
離乳食の進行に合わせて、水分や食物繊維を多く含む食品 (いも類、納豆、きな粉、海藻類、野菜、果物、ヨーグルトなど )を組み合わせてみましょう。7~8か月以降は、バターやサラダ油などを適量使うのもよいでしょう。
モグモグしないで、そのまま飲み込んでしまいます。
離乳食の大きさややわらかさがあっていないかもしれません。やわらかすぎても固すぎても丸飲みすることがあります。大人が一緒にモグモグする様子を見せてあげるのもよいでしょう。
舌と上あごでつぶせないものを歯ぐきの上で押しつぶし、カミカミ練習する時期です。また前歯でかじりとり一口量を覚えるようになります。1日3回の食事のリズムを大切にしていきましょう。自分から食事に手を出すようになるので、手づかみ食べできるメニューを1品は用意してあげましょう。
3回食に進めるタイミングは?
2回食が安定し、歯ぐきでつぶれるやわらかさのものをモグモグゴックンとできるようになったら、そろそろ3回食に進めていきましょう。2回食を始めて2~3か月くらいが目安です。
離乳食後に母乳やミルクを飲まなくなりました。大丈夫でしょうか。
離乳食をしっかり食べると、ミルクをあまり飲まなくなることがあります。成長曲線の範囲内で順調に成長していれば問題ありません。食後以外のタイミングでは母乳やミルクを十分に与え、料理にも活用していきましょう。
フォローアップミルクに切り替えたほうがよいですか?
フォローアップミルクは鉄欠乏を予防することを目的に作られたミルクのことです。育児用ミルクに入っている、銅や亜鉛などの大切な微量元素は配合されていません。離乳食が十分に食べられているのなら、今まで通りの育児用ミルクでかまいません。仮にフォローアップミルクに切り替えるとしたら、乳児早期に与えるのは好ましくはありません。
離乳食を手でぐちゃぐちゃにしたり、お皿をひっくり返したりして大変です。
指先をセンサーにしてさまざまな感触を楽しみます。手づかみ食べは食べる意欲を育てます。初めは時間がかかったり、汚れたりして手間が増えますが、経験を重ねて上手になるので見守ってあげましょう。食事は小皿に取り分けたり、床に新聞紙やレジャーシートを敷いたりすれば、後かたづけが楽になります。
水分補給はさせた方がよいですか?
基本的には母乳やミルク以外の飲み物は必要ないといわれています。しっかり授乳していれば、赤ちゃんがお茶を飲まなくても脱水症状になる心配はありません。 外出時やお風呂あがりに白湯や大人用のお茶(麦茶、ほうじ茶、ルイボスティ等)を半分くらいに薄めたものを与えても構いません。欲しがらないようなら、無理に与える必要はありません。
イオン飲料を飲ませてもよいですか?
市販の子ども用イオン飲料は、適度な濃度の電解質と糖を含んでいるので、発熱や嘔吐など、体調の悪い時に適量利用してもよいでしょう。体調が回復したら飲ませるのはやめて、習慣化しないようにしましょう。
市販のベビーフードを使うのに抵抗があるのですが。
ベビーフードは安全性の高い商品です。食品添加物の使用は、必要不可欠な場合に限り、最小限の使用にし使用できる添加物も限定しています。ナトリウム含有量も推奨量などにあわせて、安全で衛生的に商品がつくられています。不足しがちな栄養素を補う時や、時間がない時、外出時など、上手にベビーフードを活用しましょう。野菜やレバーのペーストなどのベビーフードを他の食品と組み合わせると、手軽に離乳食メニューのレパートリーが広がります。
食器の消毒や、食材の加熱や取扱いの注意点はありますか?
赤ちゃんが指しゃぶりを頻繁にしたり、おもちゃをなめるようになるころ(およそ生後5~6ヶ月)外部の雑菌に対して抵抗力がついてきたといえます。食器や調理器具は清潔を心がけるだけでかまいません。ただし離乳食は水分が多く塩分が少ないため、高温多湿の場合は菌が繁殖しやすくなるので、長い間放置することのないようにしてください。また食品は鮮度の良いものを使用しましょう。フリージングした離乳食を使用する時などは、完全に中まで加熱しましょう。
月刊誌「母子保健」より一部抜粋
赤ちゃん用のお菓子はあげたほうがよいですか?
栄養面から間食(おやつ)が必要になるのは、1歳以降が目安になります。赤ちゃん用のお菓子を与える場合は、窒息に注意して、量を決めて与えるようにしましょう。
標準よりも体重が多いですが、離乳食やミルクを減らしたほうがよいですか?
月齢によりますが、離乳食やミルクを減らす必要はないと思われます。離乳食は、お口の発達に合わせて進めていきます。体重が気になる場合は、主治医や下記すこやか福祉センターへご相談ください。
パパも作るよ!離乳食 YouTube中野区公式チャンネルで動画配信中。
離乳食の目的、あると便利なグッズ、離乳食を始める目安、おかゆの作り方など、離乳食に関するいろいろな情報をシリーズごとに中野区男性職員が紹介しています。
楽しい動画ですのでぜひご覧ください。
お住まいの地域を担当するすこやか福祉センターにご連絡ください。
中部すこやか福祉センター 中央3-19-1 電話番号 03-3367‐7788
南部すこやか福祉センター 弥生町5-11-26 電話番号 03-3380-5551
北部すこやか福祉センター 江古田4-31-10 電話番号 03-3388-0240
鷺宮すこやか福祉センター 若宮3-58-10 電話番号 03-3336-7111
関連ファイル
- 食材・量の増やし方≪目安≫(PDF形式:165KB)
- 最新:離乳食の進め方(PDF形式:278KB)
- 4C共通 離乳食(初・中期)(PDF形式:340KB)
- 初期食(6ヶ月食)レシピ(PDF形式:197KB)
- 4C共通 離乳食(後期)(PDF形式:440KB)
- 後期食(9~11ヶ月食)レシピ (2)(PDF形式:183KB)
- 昆布・かつおだしの作り方(初期・中期(PDF形式:66KB)
- お粥の作り方(初期・中期)(PDF形式:128KB)
- 野菜スープの作り方(初期・中期 (1)(PDF形式:48KB)
- 離乳食講習会(初期・中期)2年度~(PDF形式:1,994KB)
- 離乳食パワポ(後期)(PDF形式:1,159KB)
- 離乳食パワポ(完了期)(PDF形式:300KB)
お問い合わせ
このページは地域支えあい推進部 北部すこやか福祉センターが担当しています。