近所でハクビシン(アライグマ)を見つけましたが、どうしたらいいですか?

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更新日:2023年8月3日

質問

近所でハクビシン(アライグマ)を見つけましたが、どうしたらいいですか?

回答

最近、市街地でハクビシンやアライグマなどの野生動物を見かけることがあります。区内では特にハクビシンの目撃例が多く報告されています。
ハクビシン(外来生物)とアライグマ(特定外来生物)は「狩猟鳥獣」に該当し、許可なく一般市民が捕獲することは禁止されています。
「増えすぎると困る」という相談もありますが、具体的な被害がなく目撃情報のみでは捕獲をおこなうことができません。
見かけた人はびっくりするかもしれませんが、多くの場合、ハクビシンの方が逃げていくでしょう。
これらの野生動物を増やさないためには、餌になるものを屋外に出さないなどの対応も大切です。ご参考まで、次の項目にハクビシン、アライグマの特徴などを掲載します。
みなさんのご理解とご協力をお願いします。

ハクビシンとアライグマの特徴
ハクビシンアライグマ

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。ハクビシンの写真(画像:39KB)

写真をクリックすると拡大表示されます。

(写真提供:公益財団法人 東京動物園協会)

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。アライグマの写真(画像:47KB)

写真をクリックすると拡大表示されます。

(写真提供:公益財団法人 東京動物園協会)

体の大きさ(成獣(大人)個体)
  • 全長は約90から110センチメートル(尾は約40から45センチメートル)
  • 体重は約3から4キログラム
体の特徴
  • 体の大部分が灰褐色で、短い四肢は黒色。
  • 額から鼻先まで白い模様があります。台湾名はその名の通り「白鼻芯」。
  • 眼の下や耳の前に白い斑紋があります。
  • 尾の先が白っぽい個体や、鼻が黒っぽい個体もみられます。
その他
  • ハクビシンの足跡は、前足、後足とも指があり、丸みをおびているのが特徴です。

体の大きさ(成獣(大人)個体)

  • 全長は約80から100センチメートル(尾は約30から40センチメートル)
  • 体重は約6から7キログラム

体の特徴

  • 体の大部分が灰褐色。
  • 目の周りが黒く、その上下と口の周りは白。
  • 尾が黒と茶褐色の縞模様。
その他
  • アライグマの足跡は、前足、後足とも5本の指がはっきり分かれ、かかとまで地面につけて歩くのが特徴です。
  • 爪が長いため、木にひっかき傷を残します。
  • 凶暴なので、手を出すと激しく攻撃してくる恐れがあります。(放っておけば人を襲いません。)

餌付けは絶対にしないでください

ハクビシンやアライグマは雑食なので、市街地では庭や家庭菜園などの果実、ペットの餌や残飯などを食べて生きています。生ごみも餌になります。
餌付けは、野生動物を人に慣らし数を増やす原因となるほか、その習性を変えてしまうことになります。珍しいから、かわいいからといって、餌を与えないでください!

  • 生ごみを屋外に置いたり、ごみ収集日前夜から出しておくことはやめましょう。
  • 飼い主のいない猫への置き餌も、ハクビシンやアライグマの食べ物となります。置き餌はやめましょう!

個人の住宅でハクビシンやアライグマの被害に遭った場合

区では、個人の住宅でハクビシン又はアライグマの被害に遭っている方を対象に、その捕獲を行います。詳しくは、ハクビシン・アライグマによる被害が続いたらのページをご参照ください。

被害例1 家庭菜園の作物などを食べられた

雑食で何でも食べますが、特に甘い果実や野菜を好んで食べるため、一般的に農園や家庭菜園、庭木の果実を食べられる被害が多く報告されています。

被害例2 天井裏に住み着かれた

ハクビシンやアライグマは、顔さえ入れば、小さな穴(3から4センチメートル)でも通り抜けできます。子育てのために家の天井裏などに住み着くことがあります。そこでふん尿を排泄しますが、尿は天井にシミ汚れを作り異臭を発生させます。また、ダニなどの害虫が発生する原因にもなります。
自宅に住み着かれてしまった場合は、区に捕獲の依頼をするほか、侵入口の閉鎖工事、清掃消毒等を専門業者に依頼することをお勧めします。

  • 家屋の工事や清掃消毒等に関わる費用は、依頼した方の負担となります。

野生動物から人に感染する病気

野生動物には、目に見えないダニ、ノミ等が寄生しています。また、人に感染する病気を持っている場合もあります。ハクビシンやアライグマに手を出したりすると、咬まれたり爪でひっかかれたりして、その傷口から病気に感染することがありますので、絶対に素手で触れないようにしましょう。

病気と思われる野生動物への対応

ハクビシンなどの野生動物は、毛の抜ける「疥癬(かいせん)」という皮膚病にかかっていることがあります。疥癬は人や飼い犬にも感染するおそれがあります。絶対に近づかないようにしてください。
明らかに皮膚病と思われる野生動物が動けなくなっている場合は、下記までご相談ください。
東京都環境局 自然環境部 計画課 鳥獣保護管理担当
電話 03-5388-3505

関連情報

お問い合わせ

このページは健康福祉部 生活衛生課(中野区保健所)が担当しています。

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