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最終更新日 2009年7月5日
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西武新宿線踏切渋滞対策

西武新宿線複々線化計画

 西武鉄道新宿線複々線化計画は、西武新宿線の輸送力を増強し、通勤・通学の時の混雑緩和と利用者の利便性の向上を図るため、西武新宿駅付近から上石神井駅付近までの在来線の直下の地下線を建設し、在来線と合わせて複々線化を行うとするものです。西武鉄道株式会社は、昭和62年12月に運輸大臣から特定都市鉄道整備事業計画の認定を受け、さらに平成5年4月には東京都市計画決定の告示を受けて事業実施に向けた準備を進めていました。
 一方、中野区内の西武新宿線沿線には、20か所の開閉式踏切があり、中野通りなどの幹線道路や生活道路と平面交差している。朝夕のラッシュ時には、南北交通が遮断され、交通渋滞を招くなど区民生活に深刻な問題を引き起こしていたため、中野区は早期着工を西武鉄道株式会社に要望してきました。

計画概要

延長
約12.8キロメートル(新宿区新宿三丁目~練馬区上石神井一丁目)
 
主要施設
西武新宿駅 高田馬場駅
 
施行予定期間
平成5年~平成9年
事業予定者
西武鉄道株式会社
総事業費
約1600億円

複々線化延期の申し入れ

 平成7年1月19日、西武鉄道株式会社取締役社長から東京都知事あて、(1)西武新宿線の輸送人員は近年減少しており、今後の輸送人員も長期的には減少傾向にあって、増加はほとんど期待できない状況である、 (2)複々線化に要する経費は現時点で約2900億円と膨大な額になり、安定した経営の維持が困難になることが予想され、利用者に対しても高額な運賃を負担していただくことになるとの理由で、西武新宿線複々線化計画を延期するとの申し入れがなされました。
 

延期申し入れに対する中野区の対応
 

中野区長コメント

平成7年1月19日

 西武鉄道は、新宿線のラッシュ時の混雑緩和と利用者の利便性の向上を図るため、西武新宿駅から上石神井駅までの在来線の直下に地下線を建設し、在来線と合わせて複々線化を計画してきました。


 沿線の自治体である中野区としては、公共交通機関としての同社の輸送力増強の必要性を理解するとともに、通勤時の踏切の遮断によって生ずるバス交通をはじめとする交通問題であるいわゆる「開かずの踏切問題」を解決する手段としてこれに期待し、都市計画手続きや住民への説明会の開催等に協力してきたところです。


 しかるに、西武鉄道はこのたび運賃改定の申請に合わせて、経営上の事情から新宿線の複々線化を延期して、しばらく状況を見極めたいとの考えを示してまいりました。工事の早期着工を要望してきた中野区としては、こうした突然の事態に驚くとともに、他の私鉄各社がさまざまな努力をしている中で、同社の今回の決定は到底受け入れがたいところです。

 特に、現在西武新宿線のラッシュ時における1時間当たり列車本数は片道24本から26本に及んでおり、それによって起こっている中野区の南北交通の遮断は限界にきていることを考えると、同社がどのような方法で混雑率の緩和による乗客へのサービスの向上と踏切遮断時間の縮小を図ろうとしているのか、大いに懸念されるところです。

 この点について今後説明を求めるとともに、当面は関係行政機関の対応を見守りながら、東京都とも相談のうえ解決策を検討していきたいと考えます。
 

平成7年1月25日
 中野区議会交通・公害特別委員会は、事業の延期について西武鉄道から説明を受ける。
平成7年2月27日
 中野区議会議長から、運輸大臣、建設大臣、都知事あて、「西武鉄道新宿線複々線化促進に関する意見書」を提出。
平成7年2月28日
 中野区議会議長から、西武鉄道株式会社取締役社長あて、「西武鉄道新宿線複々線化促進に関する要望書」を提出。
平成7年3月17日
 中野区長から、西武鉄道株式会社取締役社長あて、事業の再開要請。
平成7年12月25日
 中野区長から、東京都知事あて、(1)西武鉄道新宿線の複々線化の早期事業化について西武鉄道に強く働きかけること、(2)「あかずの踏切問題」の解決のため補助26号線との交差部の立体化について検討することを要望。
 中野通り(西武鉄道新宿線交差部)渋滞対策検討委員会の設置
 平成7年12月25日に行われた中野区長から東京都知事への要請に基づき、平成8年2月13日、中野通りの西武鉄道新宿線交差部における交通渋滞対策を総合的に検討するため、東京都、西武鉄道株式会社、中野区で構成される検討委員会が設置されました。
 検討委員会は、平成9年7月24日、将来西武新宿線の急行線が地下化されること、踏切部の渋滞を早期に解決することを前提条件とした場合、有効かつ実行可能な方策として、道路の単独立体交差のアンダーパス案が好ましいとの結論に達しました。
 区は、この案について議会へ報告するとともに同年9月には関係町会、住区協議会に説明を行いました。また、平成10年1月から10月にかけて、新井・沼袋・江古田・上高田地域の住民を対象に、意見交換会が4回行われました。しかし、意見交換会では、アンダーパス案について反対意見が多く出され、さらに翌年10月にも5回目を行ったが大きな変化は見られませんでした。区は運輸政策審議会答申を待って今後の対応を検討するということで、意見交換会は一旦閉じて今日に至っています。

東京都の広域交通ネットワーク計画検討委員会報告と中野区の対応

 東京都は、次期運輸政策審議会に向け、東京圏を視野に入れた21世紀における広域交通網の整備のあり方について検討するため「広域交通ネットワーク計画検討委員会」を設置し、同委員会は平成10年6月に報告書をまとめました。その中で、西武新宿線複々線化については、広域的効果、必要性及び社会的便益性上も優れている路線として抽出し、広域交通ネットワーク形成上整備すべき路線のなかでも最重要路線として位置付けました。東京都は、この報告を受け、同年11月、次期運輸政策審議会の諮問に向けて西武新宿線複々線化を要望路線の第一順位のひとつとして決定しました。

平成10年8月4日
 中野区長から、東京都知事あて、西武新宿線複々線化を東京都の広域交通網の整備計画要望路線とし、国等の関係機関へのいっそうの働きかけを要望。
平成10年9月21日
 中野区議会議長から、東京都知事あて、「西武鉄道新宿線(西武新宿~上石神井間)複々線化の早期実現のため東京都の整備計画要望路線とすることを求める要望書」を提出。
平成10年12月10日
 中野区長から、東京都知事あて、運輸政策審議会に対する東京都の要望路線について西武新宿線複々線化を要望順位【1】とした決定に感謝するとともに、区としても西武鉄道株式会社に対し整備実現に向けて働きかけを続けていく旨を表明。

 

運輸政策審議会答申に向けた中野区の対応

 東京圏の鉄道の整備は、昭和60年の運輸政策審議会第7号答申による計画に基づき平成12年度を目標年次として推進されてきましたが、目標年次到来等を踏まえ、平成10年11月、運輸大臣は新しい基本計画の策定を運輸政策審議会に諮問しました。同審議会地域交通部会は、平成11年6月、将来の混雑解消や通勤時間短縮をにらんだ東京圏の鉄道整備計画について中間のとりまとめを行いました。その中で、西武新宿線複々線化は検討対象路線の一つとされていました。
 

平成11年8月27日
 中野区長から、東京都知事あて、西武新宿線複々線化を運輸政策審議会において新たな鉄道計画に位置づけられるよう国に強く働きかけることを要望。
平成11年9月6日
 中野区長から、運輸大臣及び運輸政策審議会地域交通部会長あて、西武新宿線複々線化を新たな鉄道計画に位置づけられるよう要望。
平成11年9月13日
 中野区議会議長から、東京都知事あて、「西武鉄道新宿線(西武新宿~上石神井間)複々線化の早期実現のため国への働きかけを強化することを求める要望書」を提出。
平成11年11月17日
 中野区長から、西武鉄道株式会社取締役社長あて、西武新宿線複々線化事業を早期に再開するよう重ねて強く要請。

運輸政策審議会答申後の中野区の対応

平成12年1月27日
 運輸政策審議会は「東京圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について」答申を行いました。しかし、答申の基本計画の期間は15年となっていますが、西武新宿線複々線化については、盛り込まれませんでした。
平成12年3月9日
 中野区長から、東京都知事あて、西武鉄道株式会社に対し都市計画決定されている複々線化の事業化を強く求めること、踏切による渋滞と南北分断問題の解決に向けた対策の検討を要請。
平成12年5月25日
 中野区長から、西武鉄道株式会社取締役社長あて、都市計画決定されている急行線地下化の早期実現、また踏切渋滞解消に資する抜本的な対策を早急に提案すること、当面の対策としてラッシュ時間帯の運行の工夫や中野通り付近などでの人と自転車の安全で円滑な交通のための対策に積極的に勤めることを要請。
平成12年 6月15日
 西武鉄道株式会社取締役社長から、中野区長あて、複々線化事業の再開は困難であること、踏切渋滞対策としては立体交差化が考えられるので、その実現に向け都・区の取り組みに積極的に協力していくことを回答。

西武新宿線検討会への中野区の対応


西武新宿線の複々線化計画を踏まえつつ、渋滞解消に向けた対策として、道路と鉄道との立体化などの実現化手法について検討するため、平成13年2月、東京都建設局、都市計画局と西武鉄道株式会社により西武新宿線検討会が設置されました。
 

平成13年3月30日
 中野区長から、東京都知事あて、西武新宿線検討会の設置を踏まえ、西武鉄道株式会社に対し都市計画決定されている複々線化事業の早期再開を強く求めること、踏切渋滞解消に向け積極的かつ具体的に検討することを要望。
平成14年10月4日
 西武新宿線検討会の報告(関連PDFファイルをご覧下さい。)が中野区に提示された。その中では、西武新宿線(補助26号線付近)立体交差化の検討(案)について、鉄道高架案、鉄道地下案、道路アンダー(掘割形式)2案の計4案が示された。また、立体交差化案のいずれについても沿線地域のまちづくりの具体化を図ることが必要とされている。
平成15年2月5日
 西武新宿線検討会の報告を受け、中野区内の西武新宿線沿線のまちづくりの推進及び踏切対策に関する具体的な検討を行うため、中野区、東京都、西武鉄道の三者による西武新宿線沿線まちづくり及び踏切対策検討会を設置することとし、準備会を開催した。

関連ファイル

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