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最終更新日 2007年7月18日
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プール水に「塩素」が入っている理由は?

 みなさんが利用するプールの水に「塩素」(カルキ)が入っているのをご存知でしょうか。
 この「塩素」、何のためにプールの水に入れているのでしょう?
 答えは、プール水の消毒のためです。
 「塩素」には、プールで伝染する疾病の原因となる細菌やウイルスを死滅させる働きがあるのです。
 ニオイや肌が荒れるなどと嫌われることもありますが、「塩素」は衛生上とても重要な働きをしているのです。
 さて、ここで雑学クイズ
 ご存知のように水道水の中にも「塩素」が入っています。
 プール水に含まれる「塩素」の濃度、水道水と比較して、どのくらいの量が含まれているでしょうか?

  1. 約1倍
  2. 約10倍
  3. 約100倍

正解は次に

(正解)
 

プール水の衛生


答え 1.約1倍
 プール水と水道水には、ほぼ同じ量の「塩素」(カルキ)が含まれています。
 中野区内で水道水の「塩素」の濃度を測定すると、0.5ミリグラム/リットル程度の濃度が検出されます。
プール水には、かなりの濃度の「塩素」が使用されているのではと思われがちですが、その濃度は0.4~1.0ミリグラム/リットルであり、みなさんが現在家庭で使用されている水道水の塩素濃度とほぼ同じです。
 プールで流行する可能性のある疾病には「急性外耳炎・中耳炎・とびひ」などの細菌性疾患、「プール熱・はやり目・水イボ・手足口病」などのウイルス性疾患があります。
「塩素」(カルキ)とは塩素系消毒剤のことであり、その有効殺菌成分である残留塩素について濃度の基準が定められています。
 

残留塩素の濃度基準
水の種類 残留塩素の基準 根拠
プール水 遊離残留塩素は、0.4ミリグラム/リットル以上であること
また、1.0ミリグラム/リットル以下であることが望ましいこと
中野区プールの衛生管理に関する条例
水道水 遊離残留塩素を0.1ミリグラム/リットル(結合残留塩素の場合は、0.4ミリグラム/リットル)以上を保持すること 水道法


 屋内の温水プールでは蒸発した「塩素」が屋外へ逃げにくく、より「塩素」の臭いを感じることが多いようですが、プール水中の「塩素」濃度は、屋内も屋外も変わりありません。
プール水に0.4~1.0 ミリグラム/リットルの残留塩素が存在していれば、プール水が原因となる疾病については心配する必要はありません。
 みなさんは、プールから水を採り測定器をのぞいているプール監視員の姿を見かけたことがあると思います。
彼ら監視員は、この「塩素」の濃度を確認し、私たちが安全にプールを楽しめるように陰ながら支えてくれているのです。
 中野区では、「中野区プールの衛生管理に関する条例」により一時間に1回以上、残留塩素濃度の濃度が適正であるか確認することを義務付け、安全性の確保を図っています。
 

プール水の衛生基準

 プールは閉ざされた水の器であり、その中に不特定多数の人間が出入りします。また、プールの水は毎日入れ替えているわけではなく、注水しながら長期間使用されます。
 そのためプール水については、「塩素」の濃度以外の項目についても衛生基準が規定され、安全性の確保が図られています。 

中野区プールの衛生管理に関する条例で規定されている水質基準
番号 項目 基準
(1) 水素イオン濃度 pH値 5.8以上 8.6以下であること
(2) 濁度 2度以下であること
(3) 過マンガン酸カリウム消費量 12ミリグラム/リットル以下であること
(4)

以下のいずれかによる

a 遊離残留塩素濃度

b 塩素消毒に代えて二酸化塩素による消毒を行う場合

a 0.4ミリグラム/リットル以上であること。また、1.0ミリグラム/リットル以下であることが望ましいこと

b プール水の二酸化塩素濃度は0.1ミリグラム/リットル以上、0.4ミリグラム/リットル以下であること。また、プール水の亜塩素酸濃度は1.2ミリグラム/リットル以下であること
(5) 大腸菌群 検出されないこと
(6) 一般細菌 200 CFU/ミリリットル以下であること
(7) レジオネラ属菌 検出されないこと(温水プールなどの施設の場合)


参考 中野区プールの衛生管理に関する条例(中野区例規・要綱通知集)
 プールの中で体を動かすことにより、普段と違う感覚を楽しむことができ、また知らず知らずのうちに全身運動を行うことができます。呼吸循環機能や体温調節機能を高める効果もあります。
 マナーやルールを守って事故を防ぎ、プールを楽しみましょう。


プールを利用する際の注意点

  1. 健康管理
    下痢をしているとき、熱があるとき、体の調子が悪いときはプールに入らない。ケガや傷のある人もできればやめましょう。
    泳ぐ前には必ず準備体操をしましょう。
  2. プールの中へ汚れを持ち込まない
    シャワーなどでよく体を洗ってからプールに入りましょう。
    プールに汚れ、細菌、ウイルスを持ち込まないことが大切です。
  3. プールが終わったら
    シャワーで体をよく洗いましょう。洗眼やうがいも忘れずに。
  4. 物品の共用をやめる
    タオルや目薬を貸したり、借りたりしないよう注意しましょう。

このページについてのお問い合わせ先

環境部 生活環境分野 医薬環境衛生担当

保健所2階 2番窓口

電話番号 03-3382-6663
ファクス番号 03-3382-6667
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受付時間 月曜日から金曜日までの午前8時半から午後5時まで(土・日・祝日、年末年始を除く)

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