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最終更新日 2019年2月21日
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かけがえのない命を守る~自殺を防ぐために私たちができること~

厚生労働省は、2019年1月25日(金曜日)から公開の映画『十二人の死にたい子どもたち』とタイアップを行っています

イベント情報 

一般社団法人日本うつ病センター主催 若年勤労者の自殺を考えるシンポジウム

若年の勤労者が日常で過ごす時間は、勤労時間が最も多い反面、企業では正面からの自殺対策が取りづらく、さらに若年者は精神活動が活発なため特有のメンタルヘルス状況があります。
現場での経験が豊かな講師を招くシンポジウムを、2月22日(金曜日)午後1時から、AP市ヶ谷(千代田区五番町1-10)で開催します(参加費無料)。
申し込みなど詳しくは、日本うつ病センター ホームページをご覧ください。

自殺防止!東京キャンペーン「気づいてください!体と心の限界サイン」

3月は東京都の自殺対策強化月間です。
中野区では、2月23日~3月28日に中央・鷺宮図書館自殺対策特別企画展3月4日、5日に多重債務特別相談3月4日~8日に自殺防止パネル展を実施します。
国や東京都の事業については、自殺防止!東京キャンペーン「気づいてください!体と心の限界サイン」にお進みください。

公益社団法人日本精神神経科診療所協会主催 自殺対策講演会「ネット社会における若者の自殺-相談窓口とこころのケア-」

厚生労働省の自殺対策担当官の話や、事例紹介、ディスカッションなどを行う講演会を、2月24日(日曜日)午後1時30分から、AP品川(港区高輪3-25-23)で開催します(参加費無料)。
申し込みなど詳しくは、日本精神神経科診療所協会 ホームページをご覧ください。

厚生労働省主催 職場のメンタルヘルスシンポジウム「ワーク・エンゲイジメントに注目した職場と個人の活性化」

事業場におけるメンタルヘルス対策が職場や個人に与える効果についての基調講演のほか、企業の担当者をお迎えし、取組事例の紹介やパネルディスカッションなどを行うシンポジウムを、2月27日(水曜日)午後1時から、第一生命ホール(中央区晴海1-8-9)で開催します(参加費無料)。
申し込みなど詳しくは、厚生労働省 ホームページをご覧ください。

認定NPO国際ビフレンダーズ 東京自殺防止センター主催 体験傾聴講座

あなたの家庭や職場など身近にいる方のつらく苦しい気持ちに、どうやって寄り添ったらよいか戸惑ったこととはありませんか ?
少人数で行う実践的傾聴入門講座を、2月28日(木曜日)午後7時から、新宿区立戸塚地域センター(新宿区高田馬場2-18-1)で開催します(参加費1,000円)。
申し込みなど詳しくは、東京自殺防止センター ホームページをご覧ください。

公益財団法人日本精神衛生会主催 メンタルヘルスの集い「現代のひきこもりとどう関わるか」

現代のひきこもりをテーマに、ひきこもりに関連するネット・ゲーム依存についての講演と、さまざまな角度から現在のひきこもりを捉えるシンポジウムを行い、現代のひきこもりへの理解を深め、その適切な対応と支援を考る集いを、3月2日(土曜日)午前10時15分から、有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン11F)で開催します(参加費無料。事前予約不要)。
詳しくは、日本精神衛生会ホームページをご覧ください。

東京都主催 東京都ひきこもりサポートネット活動報告会・シンポジウム

ひきこもりサポートネットに寄せられる相談の中では、ひきこもり状態を脱したあとの就労等に対する意欲や不安の声が多く聞かれます。
平成30年度ひこもりサポートネット活動報告と、民間支援団体、就労の際の受け皿となる企業、行政機関の方をパネリストに招くパネルディスカッションを、3月14日(木曜日)午後1時から、文京シビックホール(文京区春日1‐16‐21)で開催します(参加費無料)。
申し込みなど詳しくは、NPO法人青少年自立援助センターのホームページをご覧ください。

特定非営利活動法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会主催 シンポジウム「社会的孤立が生んだ8050問題」

ひきこもりの長期化・高年齢化が進んでいます。
大学研究者による調査報告と、現場の実践者、有識者の方々と共に考えるシンポジウムを、3月21日(木曜日・祝日)午後0時(正午)から、日比谷図書文化館(千代田区日比谷公園1-4)で開催します(参加費無料)。 
申し込みなど詳しくは、NPO法人KHJ全国ひきこもり家族会連合会のホームページをご覧ください。

自殺の現状

中野区自殺者数推移

全国、東京都、中野区の自殺の男女別年齢調整死亡率の推移 
(人口動態調査上巻表5-14及び都道府県編表2-13、人口推計10表、中野区健康福祉部事業概要第4部死因統計、住民基本台帳による人口10月を元に年齢調整死亡率算出マクロプログラム を用いて算出)

2018(平成30)年の1年間に、全国でおよそ1万9千人を超える方が自ら命を絶たれ、中野区でも46人の方が自ら命を絶たれました(自殺日・住居地統計暫定値)。

全国・東京都・中野区の自殺者の年齢構成 
(人口動態調査下巻2表及び都道府県編表2-13、中野区健康福祉部事業概要第4部死因統計を元に算出)

東京都は全国と比較して、全自殺者のうち若者の割合が高くなっていますが、中野区は東京都平均よりさらに若者の割合が高いといえます。

全国・東京都・中野区の性別・年代別の自殺死亡率(人口10万対)
(人口動態調査下巻2表及び都道府県編表2-13、人口推計10表、中野区健康福祉部事業概要第4部死因統計、2017年住民基本台帳による人口10月を元に算出)

中野区の年代ごとの自殺死亡率は、男女とも年齢が上がるにつれて高くなり、50代をピークに以降は低くなっていきます。70代の自殺死亡率は男女とも(男性は80歳以上も)、全国・東京都平均を下回っています。

平成29年中野区年代別死因

東京都全体と同様に、自殺は、20代、30代の死因の第1位となっています。
国は、2015(平成27)年18.5の自殺死亡率(人口10万対)を、2026年までに、13.0(先進諸国の現在の水準)以下に減少させることを目標にしています。
2018(平成30)年の自殺死亡率(自殺日・住居地統計暫定値)は、全国が15.1、東京都が16.1、中野区が14.1で、高い状態は続いています。

自殺対策の基本理念~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~

 およそ3人に1人は「生死は最終的に本人の判断に任せるべきである」と思っています。しかし、自殺の多くは「個人の自由な意思や選択の結果」ではなく、「本人がそう判断するしかないよう追い込まれた結果」なのです。
 自殺の背景には、その人の心理的な問題(性格や死生観など)だけでなく、生活上のさまざまな問題(経済・生活問題(倒産、失業、多重債務など)、健康問題(こころやからだの病気の悩みなど)、人間関係の問題(愛憎の悩みなど)、家庭・職場・学校・地域の問題など)が複雑に関係しています。およそ5人に3人が思っているように、自殺は、その多くが防ぐことのできる社会的な問題といえます。
 「問題を解決できないのは本人の努力が足りないから」「責任を取って自殺することは仕方がない」、「自殺は予測不可能」、「自殺する人は覚悟が固まっている」などは偏見です。例えば、客観的にみて達成不可能なノルマを課されているのであれば、目標設定を見直すことが必要ではないでしょうか。
 周りに自殺した人がいる方がおよそ5人に2人。自殺は、家族・学校・会社など社会に大きな傷を残します。上記のような「生きることの阻害要因」を減らして、「生きることの促進要因(自己肯定感・信頼できる人間関係・危機回避能力など)」を増やしていくことで、誰も自殺に追い込まれることのない社会が実現できるのではないでしょうか。法令は、そのためには計画が必要であるとし、区は2018年9月中野区自殺対策審議会を設置し、2019年度計画策定を目指しています。 

「気づく・つなぐ・支えあう」ためにできること

 自殺を考えている方は、自殺のサインを出していると言われています。しかし、自殺のサインは、自殺後に周りの人が懸命に過去を思い返して見つけ出したもので、発せられた時点では多くの人が深刻に受け止めていません。また、他人の自殺を非難するなど逆の態度をとることもあり、自殺のサインに気づくのは困難といえます。
 およそ5人に3人が思っているように、自殺する人は、直前まで実行するかやめるか気持ちが揺れ動いています。生活と精神状態が悪循環し続け、悪いストレスがいくつも重なると、人は自殺の危険の高い精神状態に、突然なることがあります。ただ、この自殺の危険の高い精神状態は、ちょっとしたきっかけで突然ほぐれることもあります。
 「いつもと違う、何か変だな」と気づいたら、勇気を出して「さりげなく声を掛ける」ことが、自殺予防の第一歩です。

いのち支えるロゴマーク

自殺のサイン

  1. うつ症状(気分が沈む、自分を責める、仕事・勉強の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く)
  2. 体の不調が長引く
  3. 飲酒量が増える
  4. 安全や健康が保てない
  5. 仕事・勉強の負担が急に増える、大きな失敗をする
  6. 職場・学校・家庭・地域で助けが得られない
  7. 本人にとって価値のあるもの(職、地位、家族、財産など)を失う
  8. 重症の体の病気にかかる
  9. 自殺を口にする
  10. 自傷行為や自殺未遂をする

最近、疲れすぎていませんか

 およそ4人に1人は、 過去に「本気で自殺したいと思ったことがある」そうです
 ストレスには、やる気を起こさせるような良いストレスと、うつなどの心の不調を引き起こすような悪いストレスがあります。しかし、同じ目標や運動が、ある人には良いストレスとなり、別の人には悪いストレスとなることがあるように、良いストレスと悪いストレスは簡単に区別できません。そこで、1人ひとりが心の健康チェックをして、心の不調に早く気づき、ストレスのコントロールや、食事の工夫、早期治療をすることは、命を守るために大切です。ただし、うつ病などの治療薬も、麻薬・覚せい剤などの危険ドラッグと同様に依存性や禁断症状があり、症状に応じた適正な使用をしないと、かえって自殺を助長することがあるといわれています(厚生労働省 向精神薬等の過量服薬を背景とする自殺について)。

 悩みを抱えたときやストレスを感じたとき、およそ2人に1人は、誰かに相談したり助けを求めたりすることにためらいを感じています。自分の弱さを他人に見せること、他人に迷惑をかけることは、恥ずかしいかもしれません。しかし、「悩みを相談することを恥ずかしいと思う」人ほど、「自殺はやむをえない」と思いがちです。誰かに話をすることで悩みのつらさが軽くなるのは、昔からの生活の知恵です。あなたが今まで生きてくる支えになっている人に、是非話をしてください。もし、そのような人がいないときには、こころといのちの相談窓口の悩み別の相談先に、話をしてみてください。
 図書館で関連する本を読んでみることでも、ご自身で悩みを解決する糸口を見つけられるかもしれません(中野区立図書館 利用案内)。

「死にたい」と打ち明けられたら

 話をよく聞き、一緒に考えてくれる人の存在は大変重要です。多くの方が「悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人であるゲートキーパー(=命の門番)」となることが、大切な命を救うことにつながります(東京こころといのちのゲートキーパー手帳)。
 もしあなたが相談された時は、以下のことを思い出してください。

苦しい気持ちに耳を傾けましょう

 あなたは、子どもの頃迷子になったことはありませんか。初めて就職したとき、一人暮らしを始めたとき、未体験のことを体験したとき、どんな気持ちでしたか。彼・彼女は、恥ずかしさや怖さを乗り越えて、あなたに相談しています。一方的に常識や理想論で説得したり、安易に解決策を示したり、無理に話題を変えたり、場を外したりせず、あなた自身が落ち着きましょう。
 彼・彼女は、あなたとは違う価値観をもっています。あなたの価値観を話す前に、彼・彼女の悩んでいる苦しい「気持ち」に寄り添って、相槌を打ちながら、話を十分に聞いてください。

言葉にして、心配していることを伝えましょう

「あなたのことが心配です」「よくこれまで耐えてきましたね」などと、共感と思いやりの気持ちを伝えましょう。

励ますのではなく、一緒に考えましょう

 「がんばって」「大丈夫ですよ」などの励ましは、気力や体力も尽きている人には、つらいことです。「一人じゃありません。一緒に考えましょう」などと一人で抱え込まなくてもよいことを伝えましょう。
 少し話を聞いただけで、彼・彼女の本当の悩みがわかるわけはありません。勝手にわかった気にならないで、わからないことは素直に訊いて、わかろうとしていることを伝えましょう。

専門家へ相談してみましょう

 一緒に考えても、人はなかなかこちらの思惑通りには動いてくれません。たとえあなたが保護者だとしても、あなただけで自殺を考えている方を支える必要はありません。また、本人に代わってすべてを解決してしまうことは、本人のためにならないだけでなく、あなたが共依存になってしまうこともあります。あなただけで支えきれなくなったら、あなた一人で不安や心配を抱え込まないで こころといのちの相談窓口 を利用してください。

バーコードに対応した携帯でこの二次元コードを読み取ると、中野区携帯版ホームページ「自殺予防」のサイトへ入れます

このページについてのお問い合わせ先

健康福祉部 保健予防分野 自殺対策担当

中野区保健所2階5番窓口

電話番号 03-3382-6500
ファクス番号 03-3382-7765
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受付時間 午前8時半~午後5時

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