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最終更新日 2016年11月21日
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かけがえのない命を守る~自殺を防ぐために私たちができること~

自殺の現状

 全国、東京都、中野区の自殺の男女別年齢調整死亡率
人口推計人口動態統計及び中野区健康福祉部事業概要を元に、年齢調整死亡率算出マクロプログラム を用いて算出)

 平成27年の1年間に、全国でおよそ2万3千人を超える方が自ら命を絶たれました。中野区でも、自殺日・発見地集計で、平成27年の1年間に61人、平成28年は1月から9月までに53人(暫定値)の方が自ら命を絶たれました。全国・中野区ともに、自殺者はおよそ5,000人に1人の割合で、交通事故死のおよそ10倍です。

自殺者の年齢構成(平成25~27年の平均) 

全国的には、自殺者は若者より高齢者の方が多いですが、中野区は、高齢者より若者の自殺者が多い状況です。

性別・年齢階級別の自殺死亡率(人口10万対)(平成25~27年の平均)

東京都全体では自殺死亡率は70代男性が最も高いですが、中野区は30代の男性と、50代の女性の自殺死亡率が高い状況です。

中野区年代別死因(平成27年)

東京都全体と同様に、自殺は、10代、20代、30代の死因の第1位が自殺となっています。
かけがえのない命を守るために、私たちはどうすればいいのかを考えていきましょう。

自殺の背景

 自殺の多くは「個人の自由な意思や選択の結果」ではありません。
 自殺の背景には、その人の心理的な問題(性格や死生観など)だけでなく、生活上のさまざまな問題(経済・生活問題(倒産、失業、多重債務など)、健康問題(病気の悩みなど)、人間関係の問題、家庭・職場・学校・地域の問題など)が複雑に関係しており、自殺は社会全体の問題といえます。
 「自殺は予測不可能」「自殺する人は覚悟が固まっている」などの偏見をなくして、誰かに助けを求めやすくするなどの社会全体の取り組みで、かけがえのない命を守ることができるのではないでしょうか。

「気づく・つなぐ・支えあう」ためにできること

 自殺を考えている方は、自殺のサインを出していると言われています。自殺のサインは、自殺後に周りの人が懸命に過去を思い返して見つけ出したもので、発せられた時点では多くの人が深刻に受け止めていません。しかし、生活と精神状態が悪循環し続け、悪いストレスがいくつも重なると、人は自殺の危険の高い精神状態に、突然なることがあります。ただ、この自殺の危険の高い精神状態は、ちょっとしたきっかけで突然ほぐれることもあります。
 「いつもと違う、何か変だな」と気づいたら、勇気を出して「さりげなく声を掛ける」ことが、第一歩です。

いのち支えるロゴマーク

自殺のサイン

  1. うつ症状(気分が沈む、自分を責める、仕事・勉強の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く)
  2. 体の不調が長引く
  3. 飲酒量が増える
  4. 安全や健康が保てない
  5. 仕事・勉強の負担が急に増える、大きな失敗をする
  6. 職場・学校・家庭・地域で助けが得られない
  7. 本人にとって価値のあるもの(職、地位、家族、財産など)を失う
  8. 重症の体の病気にかかる
  9. 自殺を口にする
  10. 自傷行為や自殺未遂をする

最近、疲れすぎていませんか

 インターネット調査では、およそ4人に1人が 過去に「本気で自殺したいと思ったことがある」と回答しています(日本財団自殺意識調査2016)。
 ストレスには、やる気を起こさせるような良いストレスと、うつなどの心の不調を引き起こすような悪いストレスがあります。しかし、同じ目標や運動が、ある人には良いストレスとなり、別の人には悪いストレスとなることがあるように、良いストレスと悪いストレスは簡単に区別できません。そこで、1人ひとりが心の健康チェックをして、心の不調に早く気づき、ストレスのコントロールや、食事の工夫、早期治療をすることは、命を守るために大切です。ただし、うつ病などの治療薬も、麻薬・覚せい剤などの危険ドラッグと同様に依存性や禁断症状があり、症状に応じた適正な使用をしないと、かえって自殺を助長することがあるといわれています(麻薬及び向精神薬取締法)。

 子どもがいる親のおよそ9人に1人働く人のおよそ7人に1人ひきこもっている人のおよそ4人に1人は、悩みがあっても誰にも相談していません。自分の弱さを他人に見せること、他人に迷惑をかけることは、恥ずかしいかもしれません。しかし、「悩みを相談することを恥ずかしいと思う」人ほど、「自殺はやむをえない」と思いがちです。誰かに話をすることで悩みのつらさが軽くなるのは、昔からの生活の知恵です。あなたが今まで生きてくる支えになっている人に、是非話をしてください。もし、そのような人がいないときには、こころといのちの相談窓口の悩み別の相談先に、話をしてみてください。
 また、図書館で関連する本を読んでみることでも、ご自身で悩みを解決する糸口を見つけられるかもしれません(中野区立図書館 利用案内)。

「死にたい」と打ち明けられたら

 話をよく聞き、一緒に考えてくれる人の存在は大変重要です。多くの方が「悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人であるゲートキーパー(=命の門番)」となることが、大切な命を救うことにつながります(東京こころといのちのゲートキーパー手帳)。
 もしあなたが相談された時は、以下のことを思い出してください。

苦しい気持ちに耳を傾けましょう

 あなたは、子どもの頃迷子になったことはありませんか。初めて就職したとき、一人暮らしを始めたとき、未体験のことを体験したとき、どんな気持ちでしたか。彼・彼女は、恥ずかしさや怖さを乗り越えて、あなたに相談しています。一方的に常識や理想論で説得したり、安易に解決策を示したり、無理に話題を変えたり、場を外したりせず、あなた自身が落ち着きましょう。
 彼・彼女は、あなたとは違う価値観をもっています。あなたの価値観を話す前に、彼・彼女の悩んでいる苦しい「気持ち」に寄り添って、相槌を打ちながら、話を十分に聞いてください。

言葉にして、心配していることを伝えましょう

「あなたのことが心配です」「よくこれまで耐えてきましたね」などと、共感と思いやりの気持ちを伝えましょう。

励ますのではなく、一緒に考えましょう

 「がんばって」「大丈夫ですよ」などの励ましは、気力や体力も尽きている人には、つらいことです。「一人じゃありません。一緒に考えましょう」などと一人で抱え込まなくてもよいことを伝えましょう。
 少し話を聞いただけで、彼・彼女の本当の悩みがわかるわけはありません。勝手にわかった気にならないで、わからないことは素直に訊いて、わかろうとしていることを伝えましょう。

専門家へ相談してみましょう

 一緒に考えても、人はなかなかこちらの思惑通りには動いてくれません。たとえあなたが保護者だとしても、あなただけで自殺を考えている方を支える必要はありません。また、本人に代わってすべてを解決してしまうことは、本人のためにならないだけでなく、あなたが共依存になってしまうこともあります。あなただけで支えきれなくなったら、あなた一人で不安や心配を抱え込まないで こころといのちの相談窓口 を利用してください。

バーコードに対応した携帯でこの二次元コードを読み取ると、中野区携帯版ホームページ「自殺予防」のサイトへ入れます

このページについてのお問い合わせ先

健康福祉部 保健予防分野 自殺対策担当

中野区保健所2階5番窓口

電話番号 03-3382-6500
ファクス番号 03-3382-7765
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受付時間 午前8時半~午後5時

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