•  
  • メール
最終更新日 2016年9月28日
ページID 001703印刷

中野区感染症発生動向 調査週報

梅毒の顕微鏡写真
梅毒トレポネーマ

梅毒の患者報告数が増加しています。
感染が疑われる場合は、パートナーとも早めに医療機関を受診しましょう。

感染症 ひとくち情報「梅毒患者が増加しています!!」(東京都健康安全研究センター)
 

区内医療機関等から保健所へ報告される感染症の発生情報をお知らせします

 月曜日から日曜日までを1週間とする年間52週について、各週の中野区感染症発生動向調査情報集計・分析結果を「中野区週報」として翌週の水曜日以降に掲載します。
 東京都、および国の感染症発生動向調査週報は関連情報のリンクよりご利用ください。
 (電子顕微鏡写真:国立感染症研究所 提供) 

感染症週報 平成28年第38週(9月19日~9月25日)

  • 突発性発疹の定点報告数がやや増加しました(10人、定点当り1.7人)。 
  • 流行性耳下腺炎の定点報告数がやや増加しました(7人、定点当り1.2人)。
  • ヘルパンギーナの定点報告数は第35週以降、流行警報の収束基準値(2.0人)以下にまで減少していましたが、今週は若干増加しています(17人、定点当り2.8人)。
  • 都内を含む国内において麻しん患者が散発発生しています。都内では、第35週に5件、第37週に3件の発生届け出があり、 麻しんの感染力を踏まえると、今後も、新たな患者発生が危惧されます。
    東京都感染症情報センター 麻しん Measles(新しいウインドウが開きます)
    感染症 ひとくち情報「麻しん患者の報告が出ています。」(新しいウインドウが開きます) 

RSウイルス感染症(毎年11月~1月に流行)の報告数が増加しています。

 RSウイルスの「R」は呼吸器(Respiratory)、「S」はウイルス感染後の細胞の形態(合胞体:syncytial)を意味しています。その名の通り、呼吸器の症状が多く、軽症の鼻汁や咳などの感冒様症状から、重症の喘息様のゼエゼエした咳になる細気管支炎や肺炎まで様々です。乳幼児期のお子さんや高齢者において、重症化を起こすこともあります。
 家族内では感染伝播しやすいと言われています。乳幼児から成人まで全年齢層で感染の可能性があります。医療機関では未熟児など特に重症化しやすい方にはパリビズマブでの予防が推奨されています。
 ウイルス自体は適切な濃度のアルコール消毒などで無力化しますが、ウイルスが原因の疾患なので、抗菌薬は効きません。治療法は対症療法のみです。
 ワクチンもありませんので、予防のためには、患者のだ液や鼻汁から感染するため、それらがついたものは適切な濃度のアルコールで消毒することが必要です。また咳等の呼吸器症状がある場合は、マスクを着用することが大切です。

【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.264(2016年09月16日)より  

梅毒患者の増加について

 梅毒患者の報告数が増加しており、2016年の感染者数は過去10年間で最も多くなっています。
 男女とも、特にコンドームを使用しない性行為による感染に注意する必要があります。

 梅毒は梅毒トレポネーマに感染することによりおこる全身性疾患です。
 初期症状として陰部、口唇部、口腔内に、しこりが生じたり、股の付け根の部分(鼠径部)のリンパ節が腫れることがあり、また、しばらく経つと全身のリンパ節が腫れる他に、発熱、倦怠感、関節痛などの症状や「バラしん」と呼ばれる特徴的な全身性発しんが現れることがあります。

 症状が消えても、梅毒は抗生物質で治療しない限り完治しません。
 梅毒などの性感染症に感染しているとHIV(エイズウイルス)にも数倍感染しやすくなります。

感染性胃腸炎の流行について

 感染性胃腸炎は冬季から春先を中心に流行します。
 特にノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎の場合、保育園、小学校など集団生活の場で大規模な流行となることもあり、注意が必要です。

 都内の感染性胃腸炎流行状況等、詳しくは、東京都感染症情報センターの 感染性胃腸炎(ノロウイルスを中心に) のページをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)

 ノロウイルスやロタウイルス等のウイルスによる感染性胃腸炎を予防する最も有効な対策は手洗いです。トイレを使用した後、調理の前、食事の前には必ず手洗いをしましょう。
 おう吐物や下痢便などの処理は、部屋の換気を充分にし、使い捨て手袋とマスクをして、漂白剤(ハイターなど)で消毒してから飛散しないようペーパータオルなどでしっかりとふき取り、その後、更に漂白剤(ハイターなど)で周辺の広い範囲を含めてよく消毒します。非常に感染力が強いので、汚染を広げないように十分に注意しましょう。
 漂白剤を用いた消毒液は、床などには0.1パーセント(約60倍)、ドアノブ・シーツなどには0.02パーセント(250~300倍)の濃度で使用します。
 次のパンフレット「防ごう!ノロウイルス感染症」に、次亜塩素酸ナトリウム希釈液の作り方が載っていますので参考にしてください。

東京都感染症情報センター

「防ごう!ノロウイルス感染症」(ご家庭での詳しい予防方法に関するパンフレット)(新しいウインドウが開きます。PDF 482KB)
「防ごう!ノロウイルス食中毒」(調理従事者向けパンフレット)(新しいウインドウが開きます。PDF 851KB)
社会福祉施設等におけるノロウイルス対応標準マニュアル(新しいウインドウが開きます)
社会福祉施設等における感染症予防チェックリスト(新しいウインドウが開きます。PDF 509KB)
学校等における感染症予防チェックリスト (新しいウインドウが開きます。PDF 1.95MB )

風しんの流行について

 免疫を持たない若い世代の男性と妊娠適齢期の女性は要注意です!

 一昨年の夏に風しん患者数が急増して以降、都内ではこれまでにない規模の流行がありました。流行の中心は20~40歳代の男性でしたが、女性の報告も多くありました。
 妊婦や妊娠の可能性のある方については、胎児の先天性風しん症候群のおそれもあるため、周りの人から感染しないよう十分な注意が必要であり、職場や家庭での感染防止にも注意してください。

 詳しくは、東京都健康安全研究センターの 風しん Rubella のページをご覧ください。(新しいウインドウが開きます)  

予防接種で妊婦さんと赤ちゃんを風しんから守りましょう

 妊娠初期に風しんに感染すると、胎児も風しんウィルスに感染し、先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれることがあります。
 妊娠中は風しんの予防接種は出来ません。先天性風しん症候群を予防するために、家族(特にパートナー)の方が接種を心がけることが重要です。
 以下の方は、風しんの予防接種を受けましょう。

  1. 妊婦の夫、子ども、その他の同居家族
  2. 10代後半から40代女性(特に妊娠希望者または妊娠する可能性が高い方)
  3. 出産から、まもない女性(妊娠初期の検査で、風しんの抗体価が低かった方)

 中野区では大人の風疹抗体検査と予防接種費用の一部助成をしています。(下記の関連情報よりご覧ください)

風しん症候群の予防についての関連情報

定点医療機関と定点当たり報告数

 中野区内には、感染症法で定点把握の対象となる5類感染症の患者数とインフルエンザの患者数を報告していただく小児科定点医療機関が6か所あります。その他に、内科のインフルエンザ定点医療機関が4か所、眼科定点医療機関が1か所、性感染症(STI)定点医療機関が2か所指定されています。
 都内全域の定点医療機関は、小児科定点264か所、インフルエンザ定点419か所、眼科定点39か所、性感染症(STI)定点55か所、基幹定点25か所、となっています。(平成28年1月現在)
 各週の患者報告数(定点報告数)をそれぞれの定点医療機関数で割ったものが定点当たり報告数(定点当たり0.0人)で、流行状況の目安となる値です。 

関連ファイル

PDFファイルの閲覧には、Adobe Reader(新しいウインドウが開きます)が必要です。

このページについてのお問い合わせ先

健康福祉部 保健予防分野 保健予防担当

中野区保健所2階5番窓口

電話番号 03-3382-6500
ファクス番号 03-3382-7765
メールフォーム
受付時間 午前8時半~午後5時

このページを評価する

ウェブサイトの品質向上のため、このページについてのご意見・ご感想をお寄せください。
より詳しくご意見・ご感想をいただける場合は、お問い合わせ・ご意見フォームからお送りください。

簡易アンケート