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最終更新日 2016年12月22日
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感染症を予防して海外旅行を楽しく元気に安全に

 年間1,700万人もの方々が海外に旅行されるようになった現在、日本ではあまり見られないさまざまな感染症に感染される方が非常に多くなっています。感染症とは、細菌やウイルスなどの微生物が体に侵入することによって引き起こされる病気です。海外旅行にお出かけの際は、渡航先の衛生状況や流行している病気の情報を得て、旅行先で思わぬ病気に感染しないよう注意しましょう。また、必要な場合にはあらかじめ予防接種を受けてから出かけましょう(下記関連情報参照)。

世界で猛威を振るう感染症

 命にかかわる病気というと、私たちは癌(がん)や生活習慣病を思い浮かべがちですが、世界的には途上国を中心に、コレラマラリアなどの感染症が依然としてトップを占めています。

WHOファクトシート 死亡原因トップ10(新しいウィンドウで開きます。)
統計局 世界の統計2015(新しいウィンドウで開きます。)

 感染症の感染経路はさまざまですが、海外旅行中にとくに気をつけたいのは、水や食べ物を通じて口から感染する「経口感染」。蚊などの昆虫によって感染する「経皮感染」の主に二つ。予防の第一歩は感染症に対する正しい知識をもち、意識を高めることが大切です。 

食べ物や飲み物から感染する病気

 コレラ赤痢は細菌性の感染症で、コレラ菌や赤痢菌に汚染された水や生ものから感染します。これらの菌に感染すると、1~5日ぐらいしてから下痢や腹痛、発熱といった症状がでます。下痢がひどくなると衰弱して命を失うこともありますが、適切な治療をすれば治ります。海外旅行をして下痢をしたら、すぐに医療機関で受診してください。

 予防は、衛生状態に不安のある国にいった際に、生水や生ものは飲食しないこと(歯磨き・うがいの際の水にも注意)。ジュースの中の氷やカットフルーツにも菌がいることがあるので避けたほうが安全です。 

蚊や動物から感染する病気

鳥に注意

 東南アジア、欧州、アフリカ地域で鳥インフルエンザ(インフルエンザH5N1)が発生拡大し、鳥からヒトへの感染事例が多く報告されています。一般に鳥との濃厚接触で感染しますので、生きた鳥が売られている市場や養鶏場へはむやみに訪れない、死んだ鳥等に触れない、手洗いやうがいの励行に心がけましょう。

犬等に注意

 世界各地(特にアジア)では狂犬病がまん延しています。イヌやネコ、野生動物に近づかないようにしましょう。万が一、動物に咬まれた場合は現地の医療機関を受診し、適切な治療を受けるとともに、帰国時に検疫所に相談しましょう。

蚊に注意

 世界的に蚊が媒介する感染症が多く発生しています。マラリアデング熱は熱帯・亜熱帯地域で、ウェストナイル熱は米国を中心に、ジカウイルス感染症は中南米で、流行が懸念されています。特に蚊が多く発生する夕方から夜間にかけて外出する際には、虫除け剤や蚊取り線香の使用、長袖・長ズボンの着用等により、虫に刺されないように注意してください。

無理をしないことも予防の一つ

 感染症の予防には、もうひとつ大切なことがあります。それは、無理をせず、必要以上に体に負担をかけないことです。海外旅行では刺激的なことも多く、せっかく休暇を取ったのだからこれもあれもという気持ちになりがちです。
 しかし、その結果、体へかかる負担は相当なものです。病原体は、体力が落ちていると余計にうつりやすく、また、発症したとき回復に手間取り、ときには命を失うことになります。無理のない旅行計画を立てて、暴飲暴食をしないことは、感染症予防につながるのです。 

適切な情報を得て行動しましょう

 海外旅行にでかけるときは、自分の行く国についての予備知識の一つとして、天候と同様に感染症についても確認しておきましょう。世界保健機関(WHO)が発信する世界の感染症の流行状況に関する情報や、とくに危険な地域についての警告は、旅行会社で確認でき、また、保健所でも随時相談に応じていますのでご利用ください。
 感染症の多くは、ちょっとした意識で予防でき、また、感染しても早期に適切な治療をうければ大事に至らずに済む場合が殆どです。必要以上に怖がることはありませんが、国内と同じ感覚では通用しません。感染症を予防して楽しい海外旅行をしましょう。

このページについてのお問い合わせ先

健康福祉部 保健予防分野 保健予防担当

中野区保健所2階5番窓口

電話番号 03-3382-6500
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