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最終更新日 2018年5月7日
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国民健康保険データヘルス計画通信NO.1

データヘルス計画とは

国民健康保険の保険者である中野区が、保有している健康や医療に関する情報(データ)を活用・分析し、その結果明らかになった健康課題に対し、効果的・効率的な保健事業を実施するための事業計画です。
中野区では、平成29年度に「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)」を策定しました。
この計画では、急速な高齢化や医療の高度化等により増加傾向にある医療費を抑え、被保険者の健康寿命を延伸するため、「健康の維持・向上」と「医療費の適正化」を目標として掲げています 。

データ分析結果の概要

中野区民の標準化死亡比

1、悪性新生物(がん) においては、女性の「肝及び肝内胆管」による死亡比が国や東京都よりも高くなっています。
2、悪性新生物(がん)以外の疾患においては、女性では「脳内出血」、男性では「肝疾患」による死亡比が国よりも高くなっています。
標準化死亡比とは、年齢構成が異なる集団間の死亡傾向を比較する際に用いられる指標で、国によって集計されています。全国の平均を100としており、標準化死亡比が100以上の場合には、全国平均より死亡率が高いと判断されます。
「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)9頁(3)」

年間医療費の状況

1、平成29年4月時点での国民健康保険の加入者は、89,106人(男性45,867人、女性43,239人)で、中野区の人口の約28%を占めています。
「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)10頁」
2、平成28年度の年間医療費の総額は、2百億6千6百万円となっています。また、被保険者の年間1人当たりの医療費(歯科レセプトを除く)は、225,202円(食事療養費含めず)となっています 。
「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)12、13頁」
3、KDBシステム(国保データベースシステム)による中野区の医療費割合を見ると、悪性新生物(がん)が27.6%と最も高く、次いで精神系疾患(16.3%)、筋骨格系疾患(14.9%)と続きます。
4、中野区の生活習慣病関連疾患(高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、脂質異常症)の割合は32.9%で、悪性新生物の27.6%よりも高くなっています。
「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)16頁」
KDBシステムとは、国保連合会が管理する保険者の効率的・効果的な保健事業の実施をサポートすることを目的に構築されたシステムのことです。
最大医療資源傷病名とは 、レセプトデータから最も医療資源(診療行為、医薬品、特定器材)を要したものでKDBシステムで使用されています。

疾病分類別別医療費の割合

1、全レセプト(歯科レセプトを除く )の医療費割合をPDM法で見ると、医療費が多くかかっている病気は、悪性新生物(16.7%)、続いて循環器系疾患(11.6%)、消化器系疾患(8.6%)という順になります。
「データヘルス計画通信No.1」「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)資料編72頁」
2、入院と入院外(調剤含む)に分けてみると、入院では悪性新生物、循環器系疾患、消化器系疾患が上位を占めます。 入院外では悪性新生物、循環器系疾患、消化器系疾患、呼吸器系疾患と続きます。 
「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)資料編72頁」
PDM法とは、 レセプトに記載された複数傷病名を客観的・自動的に分析する一つの方法です。複数傷病の記載されたレセプトの日数や点数などからより客観的に社会保険表章用疾病に分類するもので、分析会社独自の分析です。

高額医療費の状況

1、年間医療費100万円以上の病名ランキングでは、その他の悪性新生物(食道がん、前立腺がん、膀胱がん、甲状腺がん、咽頭がんなど)が1位となっています。
2、ランキング30位までをみると、2位に腎不全、11位に糖尿病、15位に虚血性心疾患、22位に高血圧性疾患、29位に脳梗塞など、生活習慣病関連の疾患が入っています。
3、乳房の悪性新生物(がん)は13位となっています。
「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)資料編70頁」

年齢階層別の疾患状況

1、年齢階層による医療費割合をPDM法で見ると、 0歳から14歳は呼吸器系疾患の割合が高く、50歳以降は悪性新生物や生活習慣病関連疾患の割合が大きくなっています。
2、男性の場合、若年者の呼吸器系疾患と、25歳から54歳の感染症の割合が特に高くなっています。
3、女性の場合、25歳頃から悪性新生物(がん)が増えますが、40歳頃から特に乳がんによる医療費の割合が更に高くなります。
「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)資料編73・74頁」

中野区国民健康保険被保険者の特定健康診査・特定保健指導の状況

特定健康診査の状況

1、特定健診の受診率は38.2%(平成28年度法定報告)となっており、国の定める目標70%と大きくかい離しています。特に40歳代男性の受診率が低くなっています。
2、質問票で「1日1時間以上歩いていない」「夕食後に間食をすることが週3回以上ある 」「朝食を抜くことが週3回以上ある」「人と比較して食べる速度は速い」という項目に該当する方が、国や東京都と比べて高くなっています。

特定保健指導の状況

1、特定保健指導の受診率は4.4%(平成28年度法定報告)となっており、国の定める目標45%よりも極めて低くなっています。
2、男性ではほぼ全年齢階層を通じて、腹囲・LDLコレステロールの有所見率が50%を超えており、ほとんどの人がメタボリックシンドロームを放置している状態といえます。

「中野区国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)27頁」

被保険者の「健康の維持・向上」と「医療費の適正化」に向けて

生活習慣病の予防に取組みましょう

生活習慣病とは、「食事」「運動」「睡眠」「喫煙」「飲酒」等の不健康な生活習慣により発症する病気の総称で、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、心疾患(心筋梗塞、狭心症)、脳卒中(脳出血、脳梗塞)などがあります。ほとんどの場合、自覚症状のないまま進行し、知らず知らずのうちに大きなダメージを与えながら重症化し、最悪の場合、命にかかわる重大な結果をひきおこしてしまいます。
生活習慣病は、その前兆であるメタボリックシンドロームや不適切な生活習慣を改善することにより、予防することが可能です。メタボリックシンドロームは、血管の老化である動脈硬化を進行させ生活習慣病を引き起こす原因となります。

生活習慣病を予防するために

1、「こまめに体を動かす」今よりも1日10分多く体を動かしてみましょう。
2、「バランスのよい食生活」腹八分目、間食は控えめに、ゆっくりよく噛んで食べることを心がけましょう。
3、「睡眠は十分に」睡眠不足は、高血圧や心臓病を悪化させる要因になります。また、食欲を増すホルモンの増加により、過食を招くこともあります。
4、「喫煙しない」喫煙は動脈硬化を進め、脳卒中や心臓病のリスクを高め、老化を促進させます。また、がんや認知症の原因にもなります。
5、「年1回の定期健康診査」自分の健康状態を確認するため、通知がきたら是非受診をしましょう。また特定健診の結果、特定保健指導が必要といわれた場合は、特定保健指導も受けるようにしましょう。

医療費の節約に取組みましょう

1、「かかりつけ医をもつ」健康管理などをはじめ、何かあったら相談ができる身近なお医者さんのことです。必要に応じて、専門医などを紹介してもらうことができるので安心できます。
2、「かかりつけ薬局をもつ」処方箋をもらったら、決まった薬局で調剤をしてもらうことで、薬の重複や飲み合わせなどを防ぎ、安心して薬と付き合うことができます。
3、「重複受診・重複服薬はやめる」かかりつけ医やかかりつけ薬局を持つことで防ぐことができます。重複受診や重複服薬は、体に負担がかかるばかりでなく、医療費が増えてしまうことにもつながります。
重複受診とは、同じ病気で複数の医療機関にかかることです。
重複服薬とは、複数の医療機関にかかっている場合に同じ効能の薬が重複して処方され、服用することをいいます。
4、「ジェネリック医薬品の活用を」詳しくは医師と薬剤師にご相談ください。
5、「規則正しい生活習慣を」栄養・運動・休養をバランスよく生活の中に取り入れましょう。

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